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戦争と平和 1

Lev Nikorajevich Tolstoj

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003261811
ISBN 10 : 400326181X
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2006
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

一八〇五年夏、ペテルブルグ。上流社会のパーティに外国帰りの奇妙な青年ピエールが現れる。モスクワでは伯爵家の少女ナターシャが名の日の祝いに平和を満喫。一方従軍するアンドレイ、ニコライらに戦火は迫り―対ナポレオン戦争を描いて世界文学史に輝く不滅の名作!新訳。

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ケイ

    前半の貴族たちの集まりでは、ドルベツコイ公爵夫人の厚顔無恥ぶりには吐き気を覚えるほど。アンナ・カレーニナより楽しい読書だが、登場人物の多さに頭の整理が追い付かず。あと、戦闘の一進一退の場面では、地図を頼りに読むので6巻は大変だなあ。ロシアはとにかく負けない国だとの印象がある。ナポレオンもドイツも、オスマントルコもロシアには勝てなかった。兵士は農奴であるし、宮廷劇におけるイギリスやフランスのような騎士道精神にロシア文学でなかなか出会わないのにしぶとく強い秘密にここで出会えるだろうか。

  • ベイス

    小説史上最高傑作、なんて聞かされると読むにはなかなかな覚悟がいる。だから手を出せなかった。でもこんな時代だから、手に取る。まずは魅力的な登場人物がひととおり紹介される。主人公は誰だ?題名の意味を知る。なんて素っ気ないタイトルだと思っていたが、こうとしか言えないと納得。にしてもドストエフスキーとここまで空気感が異なるとは。巻頭のあらすじまとめ、巻中のコラムが秀逸。読みやすい。読みやすすぎて拍子抜けなほどだ。ストレスがないことをややストレスに感じながら2巻へ。

  • 翔亀

    全6冊。第1部第1篇と第2篇所収。ナポレオン戦争の前夜のロシア「社交界」と、ナポレオン戦線の決戦前の小競合いの「戦場」。ドストエフスキーが謎を提示し怒涛のストーリと極端な大口上を展開し、否応なしに読者を巻き込み翻弄するのに比べると、殺人とか対決とかの大事件は起こらず「社交界」や「戦場」の日常が淡々と語られ読者はゆったりと漂う感じ。その日常に、ロシア貴族の思想的基盤やロシア軍の組織論を読み取れるかもしれないが、そこに主眼はなさそうだ。この序盤では、人物描写の細かさが際立つ。マリアの目、リーザの唇。↓

  • ころこ

    ドストエフスキーは陰影をつくって、少ない登場人物が「影」をも何かを語ったように語らせる。それに対してトルストイは全てを現前させて、社会をつくり、全てをそのまま語らせる。登場人物は必然的に多くなり、名前で重要人物かの判定ができないため、冒頭で物語の呼吸を掴みかねる、運よく進んでも新たな登場人物の出現によって阻まれる。要するに部分(トルストイ)と全体(ドストエフスキー)の対立ですが、本作を全体としてとらえると、ピエール(陰キャ)とアンドレイ(陽キャ)というコントラストに絞られます。冒頭の系図の通り、主要登場人

  • k5

    新潮文庫で読書中ですが、半周遅れで岩波の藤沼貴訳を並行読書。二回目だからかも知れないけれど、とても読みやすい訳です。コラムや年表、登場人物表もありがたい。まあ、人物表でそれぞれの人格を決めこんでしまっているのは良し悪しですが、そこもトルストイ的、ということで。。。人物配置に惑わない状態になると見えてくるのは、トルストイの場面づくりの巧みさです。描写はけっしてくどくないのに、一人一人の人物がくっきりと浮かび上がる描き方が素晴らしいです。瀕死のべズーホフ伯爵の遺言を巡ってカバンを奪いあうシーンなど、圧巻です。

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