CD 輸入盤

『パルジファル』全曲 クーン&チロル音楽祭管、バーバ、M.クプファー、他(2007 ステレオ)(3CD)

ワーグナー(1813-1883)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
WWE60016
組み枚数
:
3
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

クーンの『パルジファル』が登場!
チロル・エール音楽祭ライヴ!


グスタフ・クーンがチロル音楽祭にかける情熱は尋常なものではありません。2007年夏の音楽祭では、ワーグナーの『指環』を3チクルス、『トリスタンとイゾルデ』を3回、そして『パルジファル』を3回上演、結果として7月1日から28日までの間にワーグナーの大作を18回も上演し、しかもそれをすべてクーン自らが指揮しているのです。このCDに収録されている『パルジファル』はこの年の上演のライヴ録音です。
 歌手では、何と言ってもクリングゾールを歌うミヒャエル・クプファーが大注目です。1972年、ドイツ最南部のラーフェンスブルクに生まれたまだ若いバリトン。張りのある美声と意欲十分の歌唱で、第2幕を大いに盛り上げています。パルジファル役のバーバは、『フィデリオ』のフローレスタンや『さまよえるオランダ人』のエリック役として評判の高い歌手で、エリックは2001年のザクセン・アンハルト歌劇場の来日公演でも歌っています。ここ数年、ヘルデン・テノールにも進出しており、ここでも柔らかく若々しいパルジファルを聴かせてくれます。クンドリー役のトムチッチはクロアチア出身のメッゾソプラノ。グラーツ歌劇場で大きな活躍をしており、力強いメッゾの声が魅力。グルネマンツは、かつてザルツブルク音楽祭でも大活躍したベテランのヘム。渋いグルネマンツを聴かせてくれます。なお、花の乙女のなかに、サイトウ・ジュンコと日野妙果(どちらもこの音楽祭の常連)の名前が見えます。
 クーンの指揮は、イタリア人らしい明るい色彩感に優れたワーグナーで、流れよく進む音楽とあいまって、快さを感じるほどの美しい『パルジファル』です。なお、チロル音楽祭での『パルジファル』はDVD(PAL仕様のみ WWE80006)が既発ですが、これは2006年8月のリハーサルの際の映像収録で、今回の録音の1年前のものです。(キングインターナショナル)

【収録情報】
・ワーグナー:『パルジファル』全曲
 ミヒャエル・バーバ(T パルジファル)
 マルティナ・トムチッチ(Ms クンドリー)
 マンフレート・ヘム(Bs グルネマンツ)
 ミヒャエル・クプファー(Bs クリングゾール)、他
 ヴィルテナー児童合唱団
 チロル音楽祭管弦楽団&合唱団
 グスタフ・クーン(指揮)

 録音時期:2007年7月
 録音場所:エール、パッションシュピールハウス
 録音方式:デジタル(ライヴ)

ユーザーレビュー

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『パルシファル』、全曲が3枚のディスクに...

投稿日:2013/04/08 (月)

『パルシファル』、全曲が3枚のディスクに収まっております。やや速めのテンポで、粘らず引きずらず、しかしなかなかの迫力を以って演奏しております。但し、全体のできは今一つかなあ。歌手がどうもよくない。ほとんど(まるで)知らない歌手ばかりですが、音程がふらつく人、声の威力がない人、役に合わない人、いろいろおります。グルネマンツやクンドリーはいささか頼りない。ティトゥレルは妙に明るい若やいだ声で、この役にまるで合わない。歌いだした途端、「へっ?!」と脱力。こりゃ、いかん。パルシファルはまずまずかな、張りきっております。でも、これ外題の割には意外に見せ場のない音楽しか割り当てられていないですやね。こんなところでしょう。オケは充実。クーンさんとワーグナー上演を重ねてきた蓄積が活きているのでしょうか。コーラスはいい時と悪い時あり。なお、この演奏で大減点が一つあります。舞台裏のバンダをオルガンで代用していることです。荘厳さが失せてチープなだけで、しかも妙に歯切れのよい音の扱いが違和感を増幅します。これはいけない。どうしてこんなことになったのかな。ブラスメンバーの調達くらいできたでしょうに。ということで、それなりに問題の目立つ『パルシファル』でした。いつもなら泣けてくる「聖金曜日の音楽」も感銘が薄かったなあ。残念です。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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