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Die Walkure : K.Warner, Antonio Pappano / Royal Opera House, Skelton, Magee, Stemme, Lundgren, Connolly, etc (2018 Stereo)(2DVD)

Wagner (1813-1883)

User Review :4.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
OA1308D
Number of Discs
:
2
Aspect
:
WideScreen
Color
:
Colour
Format
:
DVD
Other
:
Import

Product Description


当代切ってのワーグナー歌手たちと共に
パッパーノとウォーナーが編み上げた壮演『ワルキューレ』!


英国ロイヤル・オペラ2018/19シーズンのオープニングを飾った『ワルキューレ』が映像作品として登場。バイロイトの常連ジョン・ランドグレン演じる苦悩する最高神ヴォータン、ワーグナー・ソプラノとして世界中で活躍するニーナ・シュテンメによる凛然たるブリュンヒルデ、痛切な表情が印象的なエミリー・マギーのジークリンデ、若々しさと繊細さをあわせもつスケルトンのジークムント。愛と呪いの相克、そこから生まれる希望の物語は、充実した歌手陣とそれを支えるパッパーノのタクトにより、壮大な音楽ドラマとして繰り広げられます。
 さらに2005年に初演が行われ今回3度目の公演となったキース・ウォーナーによる演出は、シンプルな舞台装置と相まって、登場人物のキャラクターをくっきりと浮かび上がらせ、演劇的にも間然とするところのないこのオペラの魅力を最大限に引き出しています。(輸入元情報)


【収録情報】
● ワーグナー:『ワルキューレ』全曲


 スチュアート・スケルトン(テノール/ジークムント)
 エミリー・マギー(ソプラノ/ジークリンデ)
 アイン・アンガー(バス/フンディンク)
 ジョン・ランドグレン(バリトン/ヴォータン)
 ニーナ・シュテンメ(ソプラノ/ブリュンヒルデ)
 サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ/フリッカ)
 オルウィン・メラー(ソプラノ/ゲルヒルデ)
 リーゼ・ダヴィッドセン(ソプラノ/オルトリンデ)
 カイ・リューテル(メゾ・ソプラノ/ヴァルトラウテ)
 クローディア・ハックル(アルト/シュヴェルトライテ)
 マイダ・フンデリング(ソプラノ/ヘルムヴィーゲ)
 キャサリン・カービー(メゾ・ソプラノ/ジークルーネ)
 モニカ=エヴリン・リーヴ(メゾ・ソプラノ/グリムゲルデ)
 エンマ・キャリントン(メゾ・ソプラノ/ロスヴァイセ)
 コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
 サー・アントニオ・パッパーノ(指揮)

 演出:キース・ウォーナー
 美術:ステファノス・ラザリディス
 衣装:マリー=ジェンヌ・レッカ
 照明:ヴォルフガング・ゲッベル

 収録時期:2018年10月18,28日
 収録場所:ロンドン、コヴェント・ガーデン、ロイヤル・オペラ・ハウス(ライヴ)

【特典映像】
● 『ワルキューレ』がなぜロイヤル・オペラで愛されるか
● 王立歌劇場管弦楽団の演奏する『指環』について
● 『ワルキューレ』の音楽に隠された秘密
● キャスト・ギャラリー

 収録時間:本編240分、特典映像14分
 画面:カラー、16:9
 音声:Dolby Digital 2.0、DTS Digital Surround 5.1
 字幕:独(歌唱言語)・英・仏・日・韓
 NTSC
 Region All


Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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ウォーナー演出はもちろんトウキョウ・リン...

投稿日:2021/09/05 (日)

ウォーナー演出はもちろんトウキョウ・リングとは全く違うもので、パロディ色はなし。象徴的でありつつもかなりリアルな感触。各幕の舞台はDNAを表象する螺旋状の構造物が見られる塔のような建物のワンフロアといった感じ、これは良くできている。(神々ではない)人間達の衣装や調度などは現代のものにも見え、超時間的な舞台だが、ワルキューレ達のいでたちがすこぶるワイルド、いや明らかに土俗的なのが印象的。同じことはヴォータンにも言え、定番の眼帯ではなく、リアルな特殊メイクで右目をつぶしているが、どちらがフンディングか分からないような粗暴な人物になっている。第2幕の幕切れでも言葉でフンディングを殺すのではなく、実際に槍で刺し殺してしまう。『ラインの黄金』のヴォータンならこれでもいいかもしれないが、私が『ワルキューレ』のヴォータンに期待する威厳や孤独感といったものがほぼ感じられない。最終景はなかなか壮観だが、そのために第3幕冒頭(ワルキューレの騎行)からエンディング直前まで、ずっと大きな壁の前で演技せねばならぬというのは、本末転倒もいいところ。 音楽面ではパッパーノの指揮が相変わらず好調。総譜の読みが深く、非常に立体的に音楽を響かせている。ただし、かつての指揮者で言えばショルティのような即物的な音楽なので、さすがにワーグナーになると「含みが乏しい」などと文句を言う余地もあろう。歌手はコノリーのフリッカも含めて女声陣の圧勝。ステンメはやはり現役世代最高のブリュンヒルデであることが改めて確認できる。マギーも(女性のお歳を話題にして申し訳ないが)実にキャリアの長い人。ドラマティック・ソプラノへの転身が成功した典型的なケースで、演技もうまいので、見応え十分。メジャーになる前のダヴィドセンが端役で出ている。スケルトンは声は立派だが、見た目に関しては、もう少しダイエットしてほしい。クプファーのように、あちこち走り回る演出じゃなかったのは幸いだが、これでは殺される前に息が切れてしまいそうだ。ランドグレンも声楽的には見事だが、前述の演出にも災いされて、私のイメージする『ワルキューレ』のヴォータンとはずいぶん違う。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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