CD 輸入盤

『トロヴァトーレ』全曲 ホーフシュテッター&ルートヴィヒスブルク城音楽祭(オリジナル楽器使用)、ケルメス、リッペルト、他(2009 ステレオ)(2CD)

ヴェルディ(1813-1901)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
OC951
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


ヴェルディ『トロヴァトーレ』全曲
オリジナル楽器による演奏で登場!


交響曲や管弦楽曲、管弦楽伴奏声楽曲では、19世紀作品に至るまで、時代様式を考慮した演奏が増えてきましたが、今回は、いよいよヴェルディのオペラでそうした「ピリオド・アプローチ」を採用した録音が登場します。

【19世紀なかばの作品】
ヴェルディの自信作『トロヴァトーレ』が完成したのは1852年。2年前にはシューマンの交響曲第3番『ライン』が書かれ、4年前にはワーグナーの『ローエングリン』が完成していたという時期です。
 ドイツやフランスでは金管楽器の進歩が始まったこの時代に、イタリアの劇場のオーケストラにどのくらい普及していたのかまで考慮して、オリジナル楽器を準備、当時の奏法で再現しようと考えたのが、この『トロヴァトーレ』。有名なルーナ伯爵のカバレッタで吹奏されるトランペットがどうなっているかも非常に気になるところです。

【古楽経験豊富なマンリーコとレオノーラ役】
主役のマンリーコ役は、オーストリアのテノール、ヘルベルト・リッペルト。アーノンクールとの共演も数多いリッペルトは、ショルティやムーティとの共演も多く、多彩な表現スタイルを身に付けていることでも知られています。
 ヒロインのレオノーラ役には、古楽界でおなじみのドイツのソプラノ、ジモーネ・ケルメスが起用されています。ケルメスはこれまでヴィヴァルディやヘンデルなど18世紀までの作品を熱心にとりあげていましたが、今回は19世紀、しかも息の長い旋律から切れ味の良いアジリタまで要求される作品ということで、得意のコロラトゥーラを生かしながらどのような歌唱を聴かせてくれるか注目されるところです。

【実力派によるアズチェーナとルーナ役】
アズチェーナ役には、クーラの『トロヴァトーレ』のDVDでも印象深い歌唱を聴かせていたスイスのメゾ・ソプラノ歌手、イヴォンヌ・ナエフを起用。
 ルーナ伯爵役には、若手ながらザルツブルク音楽祭のモーツァルトからバイロイト音楽祭のワーグナーまで多彩なキャリアを持つクロアチアのバリトン歌手、ミルジェンコ・トゥルクを起用。

【古楽指揮者ホーフシュテッター】
1963年生まれのドイツの指揮者、ミヒャエル・ホーフシュテッターは、古楽領域での活動がメインですが、ドルトムントやヒューストンでは、ワーグナーのトリスタンやベルリオーズのベアトリスからオペレッタまでさまざまなオペラを指揮して高い評価を獲得、「ロベルト・シュトルツ・メダル」「ホルスト・シュタイン賞」を授与されてもいます。
 近年、シュトゥットガルト近郊で開催されるルートヴィヒスブルク城音楽祭では、ホーフシュテッターは音楽監督を務め、バロックや古典派の大作をとりあげてもきましたが、2009年にはヴェルディの『トロヴァトーレ』という思い切ったレパートリー選択で話題となったその上演を、SWR(南西ドイツ放送)がライヴ収録したのが今回のCDとなります。演奏会形式上演ゆえ、オーケストラ・パートもよく聴こえると思われるため、オリジナル楽器の響きへの注目度も高まるところです。(HMV)

【収録情報】
・ヴェルディ:歌劇『トロヴァトーレ』全曲

 レオノーラ:ジモーネ・ケルメス(ソプラノ)
 マンリーコ:ヘルベルト・リッペルト(テノール)
 アズチェーナ:イヴォンヌ・ナエフ(メゾ・ソプラノ)
 ルーナ伯爵:ミルジェンコ・トゥルク(バリトン)
 フェランド:ヨゼフ・ワグナー(バス)
 イネス:カミッラ・デ・ファッレイロ(ソプラノ)
 ルイズ:ダニエル・マルティネス=コルベラ(テノール)
 老ジプシー:セバスティアン・ボッラヒャー(バス)
 使者:ユルゲン・デッパート(テノール)
 ルートヴィヒスブルク城音楽祭合唱団
 ルートヴィヒスブルク城音楽祭管弦楽団(オリジナル楽器使用)
 ミヒャエル・ホーフシュテッター(指揮)

 録音時期:2009年8月2日
 録音場所:ルートヴィヒスブルク城音楽祭
 録音方式:デジタル(ライヴ)
 Recording Producer: Gabriele Starke (SWR)

内容詳細

ピリオド楽器でヴェルディを演奏する、という着想が面白い。劇場のピットから聴こえてくる音とはまったく違う不思議な響きだが、初演当時はこんな音だったのかもしれない。歌心あふれる旋律がじつに爽やかに奏でられる。ナエフをはじめ女声陣の健闘を称えたい。(彦)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Verdi: Il Trovatore: No. 1: Introduzione (Ferrando, Coro) (10:48)
  • 02. No. 2: Scena e Cavatina (Ines, Leonora) (10:24)
  • 03. No. 3: Scena, Romanza e Terzetto (Manrico, Il Conte, Leonora) (08:26)
  • 04. No. 4: Coro di Zingari e Canzone (Coro, Azucena) (07:07)
  • 05. No. 5: Scena e Racconto (Manrico, Azucena) (05:44)
  • 06. No. 6: Scena e Duetto (Manrico, Azucena) (09:02)
  • 07. No. 7: Scena ed Aria (Il Conte, Ferrando) (08.23)
  • 08. No. 8: Finale secondo (Coro, Il Conte, Ferrando, Leonora, Manrico, Ines, Ruiz) (09:40)

ディスク   2

  • 01. No. 9: Coro d’Introduzione (Coro, Ferrando) (04:33)
  • 02. No. 10: Scena e Terzetto (Il Conte, Ferrando, Azucena, Coro) (07:25)
  • 03. No. 11: Scena ed Aria (Leonora, Manrico, Ruiz, Coro) (08:57)
  • 04. No. 12: Scena, Aria e Miserere (Ruiz, Leonora, Manrico) (16:13)
  • 05. No. 13: Scena e Duetto (Il Conte, Leonora) (07:27)
  • 06. No. 14: Finale ultimo (Manrico, Azucena) (08:41)
  • 07. Scena ultima (Manrico, Leonora, Azucena, Il Conte) (10:28)

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人物・団体紹介

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ヴェルディ(1813-1901)

1813年10月10日、ジュゼッペ・フォルトゥニオ・フランチェスコ・ヴェルディは、カルロ・ヴェルディの10番目の子供として、ブッセート近郊レ・ロンコーレに誕生。この頃は政情が不安で、翌年1月には同地にロシア軍が侵攻しています。生家は旅館兼居酒屋を営み、宿泊客の旅芸人の音楽に幼少から惹かれていたとのこと。1821年、父親からスピネットを買ってもらい、やがてピエトロ・バイストロッキにオルガンの奏法も習

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