獣の奏者 2 王獣編 講談社文庫

上橋菜穂子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062764476
ISBN 10 : 4062764474
フォーマット
出版社
発行年月
2009年08月
日本
追加情報
:
15cm,480p

商品説明

王権の象徴として、神々が遣わしたとされる聖なる獣――王獣。
数々の受賞に輝く世界的注目作家、新たなる代表作。

カザルム学舎で獣ノ医術を学び始めたエリンは、傷ついた王獣の子リランに出会う。決して人に馴れない、また馴らしてはいけない聖なる獣・王獣と心を通わせあう術を見いだしてしまったエリンは、やがて王国の命運を左右する戦いに巻き込まれていく――。新たなる時代を刻む、日本ファンタジー界の金字塔。

<上橋菜穂子>東京都生まれ。立教大学文学部卒業、立教大学博士課程単位取得退学(文学博士)。現在、川村学園女子大学准教授。専攻は文化人類学で、オーストラリアの先住民族アボリジニを研究。
著書に、『精霊の木』『月の森に、カミよ眠れ』(日本児童文学者協会新人賞)、『精霊の守り人』(野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞)、『闇の守り人』(日本児童文学者協会賞)、『夢の守り人』(『精霊の守り人』『闇の守り人』と3作合わせて路傍の石文学賞)、『虚空の旅人』(『精霊の守り人』『闇の守り人』『夢の守り人』『虚空の旅人』と4作合わせて巌谷小波文芸賞)、『神の守り人』(小学館児童出版文化賞、児童福祉文化賞、JBBYオナーリスト)、『蒼路の旅人』『天と地の守り人』『狐笛のかなた』(野間児童文芸賞)などがある。

内容詳細

カザルム学舎で獣ノ医術を学び始めたエリンは、傷ついた王獣の子リランに出会う。決して人に馴れない、また馴らしてはいけない聖なる獣・王獣と心を通わせあう術を見いだしてしまったエリンは、やがて王国の命運を左右する戦いに巻き込まれていく―。新たなる時代を刻む、日本ファンタジー界の金字塔。

【著者紹介】
上橋菜穂子 : 1962年東京都生まれ。川村学園女子大学教授。オーストラリアの先住民アボリジニを研究。野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞をダブル受賞した『精霊の守り人』を始めとする「守り人」シリーズ、『狐笛のかなた』(野間児童文芸賞)ほか著書、受賞多数。2009年に英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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リランとエリンの出会いから心を通わせてい...

投稿日:2021/07/03 (土)

リランとエリンの出会いから心を通わせていく様が感動的です。しかし、その事がきっかけで様々な人間の思惑に巻き込まれていくのが切ないです。

m さん | 兵庫県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kishikan さん

    ファンタジと呼ばれるジャンルは、苦手だと思っていた。この手は映像で見るものと決めつけていた。でも食わず嫌いだったということを知ってしまった。この物語は、本でありながら下手な映画以上に、自然や人間や動物の表情を大パノラマで映し出しているからである。漢字にルビがふってあるけれど、この物語は大人向けのファンタジーだ。子どもには、大人の裏の取引や政治のかけひきなど、分からないことも多くあるだろう。でも子供が読んでも自由とか自然の大事さはきっと伝わるだろう。文庫この2巻目で一区切り。少し休んで、残り2巻も読まねば!

  • absinthe さん

    何を書いてもネタバレになりそうだが。無残に殺されそうな人々を無心で助けたことが、秘密にしておきたかったことを明かすきっかけになってしまう。どこか暗い結末が暗示されるが、そうかどうかはここに書かない。最後までテンションは上がっていく。続編は続くが、上橋さんはこの2巻で終わらせようと、一度筆を置いたらしい。(後書きに、そう書かれていた。)確かにここで結末でも悪くないが・・・読むのはやめられそうにない。

  • kaizen@名古屋de朝活読書会 さん

    「卒舎ノ試し」つまり卒業試験で、主席になるエリン。 ユーヤンとの別れ。 師のエセルとともに教える。 育てていたリランとエクに子供が。 祝ってかけつける真王ハルミヤが殺害される。 真相を知っているイアルが傷をおってエリンのもとへ。 話は回り回って大団円。 獣に傷つけられるエリン。 裏切りに合う次の王セイミヤ。 悲しみを超えて、次の世代にひきつぐ。 文庫版では、なぜこの完結した2作にさらに2作が加わったかが、アニメ化のための打ち合わせによるとのこと。 アニメによる原作者を入れた改変にも興味が。

  • よむヨム@book さん

    ★★★★☆ 星4つ 好奇心と探求心から「奏者」に目覚めていくエリン。 真王と大公との政治闘争にも巻き込まれてどうなるのとドキドキしながら心配。 特に、エリンとリランが少しずつコミュニケーションが取れていく場面がよかった。 また、大阪弁を喋る友人ユーヤンには心がなごむ。

  • 射手座の天使あきちゃん さん

    王獣の世話に一心不乱に打ち込むエリン しかし「王獣規範」に定められた通り人間と獣の心は基本的に違うものなのか!? ラストは感動的でしたねぇ

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上橋菜穂子

1962(昭和37)年東京生れ。川村学園女子大学特任教授。オーストラリアの先住民アボリジニを研究中。著書の、『孤笛のかなた』(野間児童文芸賞)の他に、『精霊の守り人』(野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞、バチェルダー賞)、『闇の守り人』(日本児童文学者協会賞)、『夢の守り人』(路傍の石文学賞)、

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