鹿の王 上 生き残った者

上橋菜穂子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041018880
ISBN 10 : 4041018889
フォーマット
出版社
発行年月
2014年09月
日本
追加情報
:
565p;20

内容詳細

2015年 本屋大賞 大賞受賞!!

2014年 国際アンデルセン賞《作家賞》受賞第一作!
作家デビュー25周年&待望の書き下ろし長編

命をつなげ。愛しい人を守れ。未曾有の危機に立ち向かう父と子の物語。


強大な帝国から故郷を守るため、死兵となった戦士団<独角>。その頭であったヴァンは、岩塩鉱に囚われていた。ある夜、犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生する。 その隙に逃げ出したヴァンは幼い少女を拾うが!?

【著者紹介】
上橋菜穂子 : 作家・川村学園女子大学特任教授。1989年『精霊の木』で作家デビュー。著書に野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞した『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズ、野間児童文芸賞を受賞した『狐笛のかなた』、「獣の奏者」シリーズなどがある。海外での評価も高く、2009年に英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞。14年には「小さなノーベル賞」ともいわれる国際アンデルセン賞作家賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    ようやく上橋菜穂子の待望の新刊(とりあえず上巻)を読めました。これまでの作品よりも大人向け、世界感もリアルリティも読者の幅を拡げるものだと思います。エボラ出血熱が世界的に流行している状況と黒狼熱の猛威がオーバーラップしてより物語に深みを増しているのではないでしょうか?下巻も楽しみで、この週末に一気に読了予定です。

  • 海猫 さん

    ストーリーが波瀾万丈であったりスケールが壮大というわけでは決してない。それでも感じるこの厚みは描写の的確さ豊穣さ、込められた思想の深さ広さからくるもので小説を読む喜びに溢れてる。地に足の着いた安定感が半端じゃない。2組のエピソードが交互に語られる構成は美しく効果的で、物語の膨らみを大いに感じた。太く撚り合わされていく縄のごとし。こうしたファンタジーで医療サスペンス的な面白さがあるのも意外。語り口の平易さ美しさもあって上巻一気読み。このままの勢いで下巻突入。どこに着地するかは見えないが猛烈に期待する。

  • 遥かなる想い さん

    2015年本屋大賞第一位。 読みながら、なぜか韓国の 歴史ドラマを思い浮かべて いた。雄大な物語である。 アカファのヴァンと 天才医術師ホッサル、二人 の視点で、交互に物語は 進むが…病が国を滅ぼす 時代、黒狼熱に対処する 様は生命と医術のあり方 が伺えて面白い。 自然における動物と人間の 共生と闘い…根元的な内容 を読者に示しながら、この 二つの話がどうクロスして いくのか、下巻が楽しみな 終わり方だった。

  • 抹茶モナカ さん

    圧倒的な世界観で描かれたファンタジー。病気がテーマらしく、医学的な筆致が目立つ。主役は中年のヴァン、準主役が医術師のホッサル。交互の章立てで、二人の物語が描かれる。部族の抗争の気配がしたところで下巻へ。

  • どんちん さん

    守り人シリーズ以外では、初の上橋ワールドです。バルサの異世界イメージが強くそれを壊したくなかったので、正直、購入を躊躇していました。が、世間wでの推しも強く、踏み切りましたww バルサよりタンダがのほうがでてくる雰囲気満載でしたね。さすが、上橋ワールドといったとこでしょうか。ヴァンストーリ、ホッサルストーリがいつ交錯するのか、その間にいるサエがどう絡んでくるか、ドキドキ感MAXで、上巻が終わってしまった。まぁありがちですが、こんなことなら、もっと早く手に取っていればよかったww 下巻もさらに期待です!

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人物・団体紹介

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上橋菜穂子

1962(昭和37)年東京生れ。川村学園女子大学特任教授。オーストラリアの先住民アボリジニを研究中。著書の、『孤笛のかなた』(野間児童文芸賞)の他に、『精霊の守り人』(野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞、バチェルダー賞)、『闇の守り人』(日本児童文学者協会賞)、『夢の守り人』(路傍の石文学賞)、

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