1975年にデビューした中島みゆき。メディアにあまり登場しないにもかかわらず、女性シンガソングライターとして確固たる地位を築きいまなお熱烈な支持を受ける。

その作風は暗く重く、人間の心のそこをえぐるような詩が特徴的。一方でその人間性はユーモアにとんでおり、1970年代後半から放送されていたニッポン放送『中島みゆきのオールナイトニッポン』での軽妙なトークでも人気を博すことになる。

各時代ごとにヒット曲、代表曲を持ち、1970年代では「時代」「わかれうた」「世情」、80年代には「悪女」、90年代では「浅い眠り」、「空と君のあいだに」、「ファイト!」。そして2000年に入ってからも「地上の星／ヘッドライト・テールライト」とヒット曲を作り続けている。

また楽曲提供も数多く行っており、ヒット曲も多数存在する。代表的なところでは、柏原芳恵「春なのに」、工藤静香「FU-JI-TSU」「MUGO・ん…色っぽい」「慟哭」（作詞のみ）。近年でもTOKIOの「宙船（そらふね）」「本日、未熟者」などを手がけている。