「イタい女」の作られ方 自意識過剰の姥皮地獄 集英社文庫

中村うさぎ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087465181
ISBN 10 : 4087465187
フォーマット
出版社
発行年月
2009年12月
日本
追加情報
:
16cm,221p

商品説明

我々はなぜ、そこまで「勘違い女」を憎むのか?

大した容姿でもないのにモテ自慢巨乳自慢をする女。彼女らにイラッとくるこの激越な感情はなんなのだろう。身の程をわきまえない、「自画像」の見えていない「イタい女」にならぬため我々は自虐的なまでに「姥皮」という魔法のアイテムをかぶる。結婚とは果たして恋のゴールなのか? 枡野浩一との巻末対談では、男と女の自意識のありかた、非対称性を描いて抱腹絶倒。

内容詳細

大した容姿でもないのにモテ自慢巨乳自慢をする女。彼女らにイラッとくるこの激越な感情はなんなのだろう。身の程をわきまえない、「自画像」の見えていない「イタい女」にならぬため我々は自虐的なまでに「姥皮」という魔法のアイテムをかぶる。結婚とは果たして恋のゴールなのか?枡野浩一との巻末対談では、男と女の自意識のありかた、非対称性を描いて抱腹絶倒。

目次 : 第1章 「イタい女」って何なんだ?/ 第2章 「ツッコミ小人」という「客観性」/ 第3章 「姥皮」という魔法のアイテム/ 第4章 早過ぎた「姥皮」男、太宰治/ 第5章 「姥皮」の行きつく果てに…/ 第6章 「ブス」は幸福になれるのか?/ 第7章 「ブスの呪い」をかける母親/ 第8章 女たちはどこへ行くのか/ 第9章 脱「イタい女」の道を探る/ 第10章 フェミニストとアゲハたち/ 第11章 「愛」と「恋」とは違うでしょ!

【著者紹介】
中村うさぎ : 1958年福岡県生まれ。横浜育ち。同志社大学卒業後、OL、コピーライターを経て、91年『ゴクドーくん漫遊記』で作家デビュー。その後、ブランド依存症の日々を赤裸々に痛快に綴った『ショッピングの女王』シリーズでブレイク。ホスト通い、美容整形など自らの体験を通して書かれたエッセイで“女性の欲望の体現者”として多くの女性からの支持を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • naobana2 さん

    女の世界のお勉強に(笑)

  • 雨巫女。@新潮部 さん

    《私‐図書館》漫画家さんの自画像の話に、確かにそうだなあと思いました。

  • くらげ@ さん

    (☆☆☆☆)「イタイ女とは」から読み解く女性の自意識の世界。日本の女性特有の「姥皮」。男性が生きる「勝たなければならない」という世界。人魚姫、ガンダム、アイアンマン、エヴァ(シンジ)、芥川龍之介などの分析力はさすがです。深いなぁ。ここまで読み解き、掘り下げられるのかぁ。とてもおもしろく興味深い一冊でした。

  • 香菜子(かなこ・Kanako) さん

    著者の中村うさぎさんの定義によると、自分の価値を過剰評価して自信過剰で自意識過剰に陥ってしまっている女性が「イタい女」で、どうすればそのような「イタい女」にならずにすむかということを解説しています。中村うさぎさんの本はこれまであまり読む機会がなかったけれど、ストレートで分かりやすい説明が多くてすらすらと読めました。自分も自信過剰で自意識過剰の「イタい女」にならないようにしなくては、この本を読んでそう感じる女性が多いかも。

  • shizuca さん

    あるあるこれこれ、まさにそれ。という身に覚えのある行動や心理の羅列に、男にはわからないよなぁと、とりあえず夫にきいてみると案の定「わからん」と。だよねぇ。こんな横並びの序列でランク付けして何になるんだと思うよね。姐さんの話をきいているように気軽に楽しみました。

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