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エレガントな毒の吐き方 脳科学と京都人に学ぶ「言いにくいことを賢く伝える」技術

Nobuko Nakano

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784296000944
ISBN 10 : 4296000942
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2023
Japan

Content Description

脳は、「打ち負かしたい」「論破したい」もの―冷たくざらついた本音を言って、傷つけ合うコミュニケーションをとるのではなく、あたたかくやわらかな嘘で相手をしずかに見下し、思いやりながら距離をとる。そうすれば、事情が変化した、まさにその時、切らずに、あいまいな形で塩漬けにしておいた関係性を、コストもリスクも最小限に抑えた形で再構築できるはず―。NOを言わずにNOを伝える“大人の教養”を、一緒に身につけてみませんか。

目次 : 1章 NOを言わずにNOを伝えるコミュニケーションが今こそ必要な理由(あれこれ考えてしまって、自分の気持ちを言えないあなたへ/ NOを言「え」ないvs.NOを言「わ」ない ほか)/ 2章 シチュエーション別 エレガントな毒の吐き方を京都人に聞きました(無理な依頼をお断りしたいとき/ 迷惑をかけられて困っているとき ほか)/ 3章 「困った」「イヤだ」を賢く伝える7+3のレッスン(「褒めている」ように見せかける/ 「(遠回しな)質問」で、相手自身に答えを出させる ほか)/ 4章 科学の目で見る京都戦略(コミュニケーションに「絶対ルール」はない/ 京都式と江戸式の違いはどこからくるのか? ほか)/ 5章 ブラックマヨネーズに聞く!京都人の驚異の言語センスと笑い(ブラックマヨネーズを生んだ京都という土地/ ブラックマヨネーズのすごさに中野が思うこと ほか)

【著者紹介】
中野信子 : 東京都生まれ。脳科学者、医学博士。東日本国際大学教授、京都芸術大学客員教授、森美術館理事。2008年東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。脳や心理学をテーマに研究や執筆の活動を精力的に行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 他人との会話が苦手で、断りたいことや、言い返したい事がある時も勇気が出なかったり、言い回しっていちいち気を遣うし難しいと思っていたので、読んで良かったです。何回も読んで習得出来たら良いなと思います。京都の人の言い回しはさすがです。人間関係にトゲを残さず、少々の笑いも取りながら上品に言い返す。もし私がこの言葉を言われたら、怖いなぁと思うぐらい嫌味も入っているし、はっきりした物言いではないようで、かなりはっきりしている。

  • たかこ

    京都人の言語能力の高さは、その環境要因や学習によって身についている。毒の吐き方にも知性があり、知識と教養の塊、イケズを巧みに扱う言語の運用能力はきっとすごいに違いない。確かに、論破して「一度きりの勝利」に酔うよりも、相手と互恵関係を築ける方が大事。たとえイケズな物言いが通じなくても、それはそれでそういう人なのね、でおしまいにできる、それもまた高度なテクニック。京都という長い歴史の中での言葉遣い、勉強になりました。毒は吐くには、高度な言語能力と運用テクニックが必要ですね。

  • ロクシェ

    評価【◎】初めてできた恋人が生まれも育ちも京都の人だった。鴨川のそばで生まれ育ったと話していたので、洛中出身なのだと思う。まさに本書にあるような、内面を決してさらけ出さなかったり、笑顔で本心と真逆のことを言ったりするところがあった。とても良い終わり方ではなかったため「恋愛って難しすぎる…」と嘆いたものだけど、そもそもがVERY HARDモードだったことに気づけただけでも収穫だった。ただその経験のおかげで、当時住んでいた高槻から片道30分で嵐山や京都河原町へ行けることを教えてもらった。埼玉出身でありながら↓

  • Carlyuke

    最近言い返したいなと思うことがあったし, 中野信子さんの新しい本ということで購入した。しばらく心が忙しいと感じており, 本を読めないと思っていたら, 読めるようになってきていて割とサッと読めた。 褒めるように言いながら時間が経過してからその毒に相手が気づくというような言い方。自分が使えるようになるかは別だが, こんなコミュニケーションがあるということで勉強になった。 時には批判や皮肉を込めて,しかも相手との関係性を壊さずに京都人風のコメントをして自分だけでスカッとできたら良いなと思った。

  • assam2005

    論破することがエンターテイメント化し、その真似事として日常に論破が入り込む。日常に入り込んだ論破は、私には傍目に見てあまり気持ちの良いものに思えません。論破ではなく、我慢するのでもなく、サラリとかわす術を京都のイケズに学ぶ。このイケズ、かなり観察眼と頭を使う。ボケっとしてたら相手の真意を理解できず、別の意味に捉えてしまう。本当のことであっても言ってはいけないこともある。それらの判別もまた頭を使う。より自分に合う人間関係は、頭を使いながら言葉で取捨選択し、自分で見つけていくものなのかなと思いました。

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