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人は、なぜさみしさに苦しむのか?

Nobuko Nakano

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784776212690
ISBN 10 : 4776212692
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan

Content Description

本書では、脳科学的、生物学的な視点から、なぜ、さみしいという感情が生じるのかという問いに焦点をあてていきます。また、なぜ、さみしいという感情をネガティブなものと捉えてしまうのか、その科学的要因、社会的要因からも考察していきます。さみしさを感じやすい人にも、さみしさを感じにくいがために生きづらさを抱えている人にも、自分の感情を捉え直す一助としていただければ幸いです。

目次 : 第1章 なぜ、人はさみしくなるのか(他人と共有するのが難しく、コントロールできない感情/ さみしさは「人間が生き延びるため」の仕組み/ さみしさの本質を知る意味/ さみしいという感情の見方を変えていく)/ 第2章 わたしたちがさみしさを不快に感じる理由(「さみしいのは、よくないことだ」という思い込みが苦しみを強める/ 親しい関係性のなかの「確証バイアス」の罠 ほか)/ 第3章 脳や心の発達とさみしさの関係(わたしたちの脳や心は石器時代から変わっていない/ さみしさのはじまりは生後3カ月から ほか)/ 第4章 さみしさがもたらす危険性(さみしさのストレスは健康リスクを高める/ 心の弱みに付け込む悪意ある人たち ほか)/ 第5章 さみしさとうまく付き合っていくために(趣味でつながる新しい共同体の在り方/ 自分の心と向き合う「マインドフルネス」の考え方 ほか)

【著者紹介】
中野信子 : 1975年、東京都生まれ。脳科学者、医学博士、認知科学者。東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。フランス国立研究所に博士研究員として勤務後、帰国。脳や心理学をテーマに研究や執筆の活動を精力的に行う。現在、東日本国際大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Roko

    誰かと信頼感が持てないとき、他人は家族やパートナーがいるじゃないかと言います。でも、そういう人たちと信頼感を持てないことがあります。他人よりも身内の方が分かってくれないということを変なことだという人もいます。でも、家族だからこそ生まれる「わかり合えない」ことがあり、それこそが人間の悩みの本質なのです。亡くなった友人、遠くに住んでいてもう二度と会えないだろう友人、もうなくなってしまった実家のこと。思い出しただけで涙がこぼれることも、そんなこともあったなぁという程度に薄まった思いも、すべてわたしの心の中に

  • フム

    図書館本。脳科学者の話というのは、科学のいう名前がついているだけに、つい納得させられてしまうのは茂木さんの時もそうであったけれど、どうなのだろう。今回もどこかで知っていたような内容ではあるものの、やはりドーパミンとかセロトニンとかいう言葉にうなづいてしまった。寂しいという感情はつらいし否定的に受け止めてしまいがちだ。しかし、集団でいることで生き延びてきた人間の遺伝子の中に、埋め込まれたシステムとしての寂しさの発動と考えると、なんだか優れたものに思えてきた。

  • 香菜子(かなこ・Kanako)

    人は、なぜさみしさに苦しむのか?。中野 信子先生の著書。さみしさに苦しむ。孤独感に苦しむ。自分だけ孤独でひとりぼっちだとみじめな気持ちになる。さみしさと孤独感でネガティブ思考になってしまう。さみしさと孤独感でネガティブ思考になってしまって自分や他人にやさしくできなくなってしまう。こういう経験は誰しもしたことがあるのかな。孤独でひとりぼっちでみじめな気持ちを正面から受け止めて理解すること。中野 信子先生のお言葉でそっと支えられた気持ちになれる良書。

  • おばおば

    ★★★★☆さみしさの感情は、人間が生き延びるためのに必要な感情ということがよくわかりました。また、自分が感じてしまう「さみしさ」についてもじっくり向き合ってみて、なぜ寂しいと感じていたのかが分かった気がします。さみしいという感情は無くならない事やさみしさの仕組みがよく分かったので、これからどのように向き合って行けば良いか考えていきたいと思いました。

  • とももも

    寂しさという感情を消すために、趣味をもったり、人とつながったりいろんなことをしてきたが、そもそもその感情があったから自分を動かしてきたのかもとも思った。 決してネガティブな感情ではないし、消す必要もないなと思えた本だった。

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