定本 百鬼夜行 陽 文春文庫

京極夏彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167902735
ISBN 10 : 4167902737
フォーマット
出版社
発行年月
2015年01月
日本
追加情報
:
624p;16

内容詳細

人に見えないものが視える。闇の中に、他人の恐怖が悔恨が苦痛が悲哀が―視えてしまう。そんな男、榎木津礼二郎にとりついているのは魚の眼だった(「目競」)。『狂骨の夢』『絡新婦の理』『邪魅の雫』他の名作、そして『鵺の碑』に登場する者たちの闇と因果を綴る怪異譚。魔術的な語りの果てに―妖しきものが現れる。初文庫化!

【著者紹介】
京極夏彦 : 1963年、北海道小樽市生まれ。1994年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年、『魍魎の匣』で第49回日本推理作家協会賞長編部門、97年に『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花賞、2003年、『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、04年、『後巷説百物語』で第130回直木賞、11年『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 優希 さん

    文庫で再読です。シリーズのサイドストーリーということもあり、名作の奥を覗くような気持ちになりました。闇と因果が紡がれた怪異譚。その妖のような語りの先に現れるものが美しさすら感じさせました。榎さんの探偵になる以前の物語や、次作の予定である『鵺の碑』につながる物語もあり、単なるサイドストーリーに終わらせないのが魅力です。

  • 勇波 さん

    まずはせっちゃん、元気そうでなにより。。また鵺でお会いできそうですね。次回作は日光ですか…。今作の中ではやっぱり最後の「目競」がいい。榎木津探偵誕生の瞬間!

  • KAZOO さん

    京極堂シリーズからのスピンオフ作品集です。さまざまな登場人物たちの過去に絡む10の物語で私には非常に楽しく読むことができました。最後の作品は特に榎木津のおさないころについての話です。また最後に付録で百鬼図がついているのもいいですね。

  • ヨーコ・オクダ さん

    「陰」よりも軽い…というか、どんより感が少なかったような…。あ、だから「陽」なのか!?京極堂シリーズのキャラの中で、別に好きなわけでもないのに気になっていた「大鷹クン」のエピソードが良かった。あの人、やっぱり変やわ(^^;;一方、変なんやけどなぜかファンが多い「榎木津クン」のエピソードも当然良い。これまで何度となく聞かされている(読まされている?)「この世には、不思議なことなど何もないのだよ」のセリフ。榎木津のあの力はどう考えても不思議やろー!?なんて思てしまうよねー。

  • hanchyan@住みなすものはこころなりけり さん

    迚も(笑)面白かった。書店で何気なく手に取りなんと未読だったことが判明!速攻読みました。「陰」は出た当時スピンオフというか副読本としか感想を持たなかったんだが、キャラ読みの楽しみを一端置いてみたら、けっこうコワいはなしばっかりだった。登場作品はかろうじて覚えてるが誰が誰やらとっさにわかんないほど(笑)シリーズからかなり遠ざかって読んだのがかえって新鮮。怪我の功名か。ホラーって言うとまたちょっと違う感じに響いちゃう、「怪談集」として秀逸かと。コワかったのは「大首」「青女房」。そしてマイベストは「雨女」。

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人物・団体紹介

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京極夏彦

1963年生まれ。北海道小樽市出身。日本推理作家協会監事。世界妖怪協会・お化け友の会代表代行。1994年『姑獲鳥の夏』でデビュー。1997年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花賞。2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞。2004年『後巷説百物語』で直木賞。2011年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞受賞。2016年

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