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文庫版 書楼弔堂 炎昼 集英社文庫

Natsuhiko Kyogoku

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087440430
ISBN 10 : 4087440435
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2019
Japan

Content Description

明治三十年代、女学生・塔子は、気鬱を晴らそうと人気のない道を歩きながら考えを巡らせていた。道中、松岡と田山と名乗る二人の男と出会う。彼らは、ある幻の書店を探しているという。古今東西の凡百書物が揃い、迷える人々が探し求める本を引き合わせる“書楼弔堂"――。一人の女学生と詩人の松岡國男(柳田國男)を中心に、田山花袋、添田唖蝉坊、福来友吉、平塚らいてう等の実在する多くの著名人が交わり、激動の明治時代を生きる人々の姿、文化模様を浮かび上がらせる。待望のシリーズ第二弾。

【著者略歴】
京極 夏彦(キョウゴク ナツヒコ)
1963年北海道小樽市生まれ。94年『姑獲鳥の夏』で小説家デビュー。 96年『魍魎の匣』で第49回日本推理作家協会賞(長編部門)、97年『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞受賞。 2003年『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で第130回直木賞受賞、11年『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞受賞。16年遠野文化賞受賞。

【著者紹介】
京極夏彦 : 小説家・意匠家。1963年北海道生まれ。94年『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞受賞。16年遠野文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    前作に引き続いて6つの物語を楽しみました。今回は松岡國男(後の柳田國男)と塔子という若い女性が狂言回しをしています。一つ一つの話に明治時代の結構有名な人物が出てきてこの本屋との絡みでもって楽しませてくれます。演歌師の添田唖蝉坊が出てきたのには驚かされました。作者がすごい勉強家であるというのがわかります。まだ続くのでしょうか?

  • Kazuko Ohta

    何の知識もなくとも書けそうな本が溢れる今、こんなにも丁寧に書き上げられた本を読むと嬉しくなるのです。しかも単行本をそのまま文庫化するのではなく、文庫は文庫で見開きにちゃんと字が収まっている。この京極さんの凝りようが嬉しくてたまらない。本好きで、想像できたなら必ず足を踏み入れたくなる弔堂。訪れる実在の人物たちは本当にこうだったかもしれません。人が死なねばならぬ義などない。生きてこそ。澤村伊智さんが敬意を表している京極さん。『ししりばの家』を読んだあとこれを読んだら、幽霊いないよと言いたくなってしまう(笑)。

  • ポルコ

    塔子さんのキャラがとても切なくて可愛いらしいし、京極夏彦大好きな柳田国男が出ずっぱりでパート2もとても楽しめたけど、どうにも同じ表現の繰り返しが、ページ数合わせの水増し感があって、ちょっとイライラ。どうしても長い話にしなくてもいいような気はするけど…それが京極本の宿命みたいなものになってしまったのかも。

  • chantal(シャンタール)

    最新刊を頂いたので、長いこと読み惜しみしていたこちらを。相変わらず面白い。今回は元薩摩藩士の祖父を持つ塔子がストーリーテラーとなって物語が進む。今回はどんな歴史上の人物が登場するのかと、ワクワクしながら読む。弔堂主人の口を借りて語られる京極先生の死生観や歴史観はやはり興味深く、うならされる。そして本を読むことの素晴らしさを語る場面は感動ですらある。まだまだ未読の積読本がたんとある私。またまた読書欲が湧いてきた。ありがとう、弔堂!

  • annzuhime

    弔堂2作目。今回は塔子という女性の目線で語られるお話。どれもこれも贅沢な出会い。私はあの人があの人だったなんて最後の方まで気付かなかったから、驚きと嬉しさがありました。勝海舟と平塚らいてうが良かったなぁ。いつも1話読むごとにウィキペディアで調べちゃう。ほんと贅沢でした。塔子はまた出てくるかな。彼女のその後も知りたい。

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