映画の奈落 北陸代理戦争事件

伊藤彰彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784336058102
ISBN 10 : 4336058105
フォーマット
出版社
発行年月
2014年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20

内容詳細

《その人を倒さんと、男になれん》――『仁義なき戦い』を超えようとした脚本家、山口組No.2の肩を越そうとした極道、二人の男が出会った時、映画の〈奈落〉の口が開いた……公開後モデルとなった組長が映画と同じシチュエーションで殺害された実録やくざ映画の極北『北陸代理戦争』(深作欣二監督、高田宏治脚本、1977年東映京都作品)をめぐる男たちの戦い。関係者への直接取材と緻密な脚本分析によって浮き彫りにする、映画という魔の奈落に迫るドキュメント!

著者
1960年生まれ。映画製作者・映画史研究家。慶応義塾大学文学部國文学科卒。98年、シナリオ作家協会大伴昌司賞佳作奨励賞受賞。2011年、『明日泣く』(色川武大原作、内藤誠監督)の製作、脚本を担当。国内のみならずハンブルグ映画祭などで上映される。本書が初めての著作となる。

【著者紹介】
伊藤彰彦 : 1960年愛知県生まれ。映画製作者・映画史研究家。慶応義塾大学文学部國文学科卒。98年、シナリオ作家協会大伴昌司賞佳作奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヒデキ さん

    現実のヤクザの抗争と映画が、リンクしてしまった 作品を振り返ったドキュメント作品 企画の段階から、様々なトラブルに見舞われたこの作品は、 東映の意地ともいえる覚悟で世にでたが、 作品が、モデルのヤクザを死に追いやってしまいます 映画人たちの苦悩する姿と自分の居場所を作っていくヤクザの姿が、見事にリンクしてしまっています

  • おかむら さん

    映画製作にやくざが全面協力! そんな時代もあったとは! 東映の実録やくざシリーズ最終作となった「北陸代理戦争」。公開後にモデルとなった組長が射殺されるというセンセーショナルな事件まで。私は公開当時は花の女子高生だったはずなので1ミリも東映ヤクザ映画に興味なかった(なので事件も知らず)けど、今はがぜん観たくなったよこの映画。松方さんの魅力も分かってきたし。暴対法の今読むと破天荒なエピソードがてんこ盛りで面白すぎる! 東映はこの製作過程そのものを映画化したらいいのに!

  • kinkin さん

    東映実録やくざ映画最後の作品。撮影中から多くの問題を抱えながら産みだされた本作品は封切り後、大コケしたという。映画も観たが特別いいとも悪いとも思わなかった。私だけかもしれないがやくざ映画は親分、子分、組同士の人間関係が入り乱れており、ある程度のあらすじが分からないと映画の本筋がわかりにくいのではないか。本書は映画の副読本として読むとこの映画の背景や、モデルとされた組み幹部達の生き方が読み取れるのかもしれない。

  • ぐうぐう さん

    1977年に公開された実録やくざ映画『北陸代理戦争』が、実際の抗争事件を引き起こしたという逸話は、深作欣二や東映撮影所を語ったノンフィクション本には必ずといっていいほど登場する。しかし、事件を真正面から取材し論じた本書を読むと、その壮絶さ、異常さに驚愕し、唖然とすらしてしまう。それほどに、『北陸代理戦争』製作と事件の顛末は、現在から見れば、ありえない話だ。『仁義なき戦い』で始まった東映の実録路線は、実録であるがゆえに続編を作り続けていくうちに、モデルとなる抗争のネタが尽きてしまう。(つづく)

  • ふじ さん

    面白かったー。公開後、映画と同じシチュエーションで殺された組長。時代の空気、裏社会の抗争、映画制作への苦悩と情熱、いろいろなものがたくさん詰まっていて、ぐいぐい引き込まれた。

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伊藤彰彦

1960年愛知県生まれ。映画史家。映画人の修羅と栄光を描いて、ノンフィクションの新しい領域を切り開いた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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