日本史の黒幕 中公文庫

会田雄次

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122067868
ISBN 10 : 4122067863
フォーマット
出版社
発行年月
2019年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
400p;16

内容詳細

京大出身の碩学三人による日本史上の人物、それもアウトサイダーに光をあてたユニークな座談会。会田氏はイタリア・ルネサンスの人物との対比、山崎氏は「木像礫刑」「世阿彌」「室町記」など自作に依拠した視点、小松氏は現在と過去を自在に往還するSF作家ならではのアプローチ、と三者三様の語り口が面白い。

目次 : 黒幕の条件/ 閨閥の力学/ 浪人の効用/ 悪党の美学/ “すき”の構造/ スパイの倫理/ 人間道楽

【著者紹介】
会田雄次 : 1916年京都府に生まれる。40年京都帝国大学史学科卒業。43年に応召、ビルマ戦線に送られ、戦後二年間、英軍捕虜としてラングーンに抑留された。帰国後、神戸大学、京都大学(人文科学研究所)を経て、京都大学名誉教授。専攻はイタリア・ルネサンス史。97年逝去

小松左京 : 1931年大阪府に生まれる。SF作家。旧制神戸一中、旧制三高、新制京都大学文学部卒(イタリア文学専攻)。経済誌記者、放送作家などを経て、62年『SFマガジン』誌に登場。代表作に『日本沈没』(日本推理作家協会賞)『首都消失』(日本SF大賞)など。2011年逝去

山崎正和 : 1934年京都府に生まれる。京都大学大学院美学美術史学専攻博士課程修了。関西大学教授、大阪大学教授、東亜大学学長などを歴任。劇作家・評論家。2018年、文化勲章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • roatsu さん

    今年読んだ中で最も面白かった一冊が自分が生まれた昭和50年代に行われた鼎談の復刻というのは感慨深い。京阪出身の京大出、大正と昭和一桁生れで昔の日本人として大戦の修羅場を潜った、戦後世代とは別格の癖の強い知性達による甲論乙駁、博覧強記、縦横無尽の語り合い。題名の黒幕は序盤にすぎず、その後閨閥、浪人、悪党、”すき”にスパイ等興味深い話題が続く。各テーマを通じ本邦と欧米支との相違にも目を向け、日本人とは何者か長短と共に探る内容であり、時を越えた普遍性を持つ。現代にあってこそ顧みるべき鋭い論評と指摘が満載である。

  • Akito Yoshiue さん

    あまりまとまりがない座談会という印象。

  • 四不人 さん

    まさかここへ来て小松御大の新たな(聞いたことない)肉声を聞けるとは。鼎談は京都系らしい良くも悪くも噛み合わないというか、独演会を同時に三人がやってる感じ。時代差もあるが、彼等が前提としている知識のレベルが高くて、知らない名前がバンバン出てくる。思えば若い頃はこういう会話に付いていきたくて、難しい本を読んだんだった。この歳になってもボンヤリとしか彼等の言うことが判らない自分がちょっと悲しい。

  • ダージリン さん

    黒幕、閨閥、浪人、悪党、スパイ、など、取り上げるテーマが良い意味で遊んでいる。西欧と比較した日本の特質などに触れていて刺激的な対談になっている。テーマを深めていく対談と言うよりは、それぞれがかなり自由に発言して発散気味なきらいはあるが、そこが面白さとも言えよう。

  • こたろう さん

    観念的な話が多くてなかなかついていけなかった。

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