二枚の絵 柳橋の桜 3 文春文庫

佐伯泰英

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167920760
ISBN 10 : 416792076X
フォーマット
出版社
発行年月
2023年08月
日本
追加情報
:
336p;16

内容詳細

柳橋で評判をとった娘船頭の桜子。父・広吉の身を襲った恐ろしい魔の手から逃れるため、大河内道場の棒術の師匠・小龍太とともに江戸から姿を消した。異国船で出会ったカピタン、その娘の杏奈と接し、初めての食べ物や地球儀に柳橋を遠く感じる二人は、磨きぬいた棒術で心身を整える。そんな中、プロイセン人の医師に招かれた長崎の出島で、二枚の絵を見た桜子はあまりの衝撃に涙を止められない―オランダ人の絵描きコウレルと柳橋の桜子。その不思議な縁とは?

【著者紹介】
佐伯泰英 : 1942年、北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒。デビュー作『闘牛』をはじめ、滞在経験を活かしてスペインをテーマにした作品を発表。99年、時代小説に転向。「密命」シリーズを皮切りに次々と作品を発表して高い評価を受け、“文庫書き下ろし時代小説”という新たなジャンルを確立する。2018年、菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • タイ子 さん

    シリーズ第3弾。娘船頭として売り出した桜子は理由が分らないまま小龍太とともに江戸から姿を消す。2人は異国船に乗って遥か長崎の地へ。船上で出会う人や初めての食べ物、海賊との戦いで棒術の腕が光る。長崎で目にする全く新しい世界。だが、2人が江戸を離れざるを得なかった理由が薄々分かり始め、周りに不穏な影が…。そして、出会う2枚の絵。フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」をも抜く人気の桜子にとって懐かしい絵を見つける。日本の鎖国時代とフェルメールを重ねて描いた所が面白い。次に向かう先に2人を待ち受けるものとは?!

  • やま さん

    肥前長崎で幼いおりの桜子にあう。文化二年(1805) 江戸は柳橋で船頭をしている桜子は、江戸にいられない事情を抱えて、薬研堀で香取流棒術大河内道場の師範代、大河内小龍太と一緒に大海原を長崎に向かう。長崎で待っていたのは、薩摩藩の者たちであった。桜子の父広吉が、薩摩藩の秘密を見たか聞いたかして広吉が殺され。娘の桜子も命を狙われる羽目になった。とうとう長崎にもいられなくなり、長崎の豪商の持ち船で異国に旅立つこととなる。

  • ひさか さん

    2023年8月文春文庫刊。書き下ろし。シリーズ3作目。桜子と小龍太が長崎へ。理由がわかないままの長崎までの船上生活があり、ラストは、驚く展開に。なんとなくこういう方向に行く気はしてました。こうなる展開の理由としては少し無理もあると思うが、さて、次回の最終巻はどう纒めるのかが楽しみ。

  • ニッキー さん

    今月の8冊目。舞台が江戸から長崎へ。交代寄合伊那衆異聞みたいになって来た。 薩摩も絡んで来て、空也十番勝負も思い出される。 これからと言っても、後一冊。楽しみになって来た。

  • ロデタ さん

    佐伯さんの他のシリーズで結構出てくる長崎。また長崎会所、交易、薩摩、示現流。空也十番勝負、交代寄合伊那州異聞、古着屋総兵衛なんかを思い出す。なんか同じネタの繰り返しみたい。それと登場人物のセリフがちょっとくどい。次巻で完結なので読むけど。

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佐伯泰英

1942年北九州市生まれ。闘牛カメラマンとして海外で活躍後、主にノンフィクション作品を発表する。’99年初の時代小説「密命」シリーズを手始めに、次々と時代小説を発表。各シリーズで幅広い読者層から支持を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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