猪牙の娘 柳橋の桜 1 文春文庫

佐伯泰英

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167920494
ISBN 10 : 4167920492
フォーマット
出版社
発行年月
2023年06月
日本
追加情報
:
320p;16

内容詳細

吉原や向島などへ行き交う舟が集まる柳橋。神田川と大川が合流する一角に架けられていたその橋の両側には船宿が並び、働く人、遊びに行く人で賑わっていた。柳橋の船宿さがみで働く船頭の広吉には一人娘がいた。名前は桜子。三歳で母親が出奔するが、父親から愛情を受けて育ち、母譲りの器量よしと、八歳から始めた棒術の腕前で、街で人気の娘となる。夢は父親のような船頭になること。そんな桜子に目を付けた、船宿の亭主による「大晦日の趣向」が、思わぬ騒動を巻き起こし―。

【著者紹介】
佐伯泰英 : 1942年、北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒。デビュー作『闘牛』をはじめ、滞在経験を活かしてスペインをテーマにした作品を発表。99年、時代小説に転向。2018年、菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • タイ子 さん

    新シリーズ。4か月連続刊行。父親が柳橋で船頭を務める猪牙舟が大好きで幼い頃から乗せてもらっていた桜子。母親が男と家を出て以来、父と娘は十数年生きてきた。そんな桜子が父親に憧れて猪牙の船頭になりたい夢を膨らませ、まず体を鍛えるため始めたのが旗本道場で棒術を会得すること。天性と努力によってめきめき腕を上げる棒術の技。まずは今作、第一巻にて登場人物たちの紹介がてら桜子と父親の生活、彼女に影響与えてくれる師匠たち、その中で起こる事件がらみの出来事を描いている。彼女の成長ぶりを続編にて読むことにしよう。

  • やま さん

    香取流棒術を遣う桜子の活躍の物語です。寛政三年(1793)。母お宗が若い男と家を出て行った。残された桜子3才は、父広吉と江戸は両国橋と柳橋近くの「さくら長屋」で慎ましく暮す。広吉は、腕のいい船頭で、柳橋近くの「船宿さがみ」で働いている。それから数年後、桜子は、やさしく、背が高く、母親譲りの美貌とで「ひょろっぺ桜子」と呼ばれて皆から可愛がられている。

  • Kurara さん

    ★3 佐伯さん初読みです。最初は少し書き出しが難しい?なんて思いましたがぜんぜん読みやすかったです。 桜子の船頭カッコいいです!#NetGalleyJP

  • 森の三時 さん

    叔母の本棚から拝借。舞台は江戸、まだ女性の船頭さんはいない時代に船頭になりたい娘さんの物語です。主人公の心根の真っ直ぐさがよい。4巻完結のシリーズとのことでまだ始まったばかりだから全体の評価は後にして今後の展開に期待します。叔母の本棚に全巻あるようなので次巻につづく。

  • ひさか さん

    2023年6月文春文庫刊。書き下ろし。新シリーズ。夢あり恋あり大活劇あり4か月連続刊行らしいですが、一巻目は小ぶりな展開の話でした。時は幕末なので海を渡るような、とんでもない展開になるのでしょうか。次巻が楽しみです。

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人物・団体紹介

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佐伯泰英

1942年北九州市生まれ。闘牛カメラマンとして海外で活躍後、主にノンフィクション作品を発表する。’99年初の時代小説「密命」シリーズを手始めに、次々と時代小説を発表。各シリーズで幅広い読者層から支持を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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