奇界紀行 角川文庫

佐藤健寿

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041087480
ISBN 10 : 4041087481
フォーマット
出版社
発行年月
2020年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
352p;15

内容詳細

タイの海底に石像を探して生死をさ迷い、砂漠のサイケな救済の山を訪れ、インド最高の聖者サイババとご対面。大漫画家とマッドメンの地を旅し、世界の果ての雪原でトナカイの血を頂き、廃墟のチェルノブイリを彷徨し、時には謎の古代遺跡に呪われつつ、懲りずに澁澤龍彦の足跡を辿り、UFO村で人々の優しさに触れる―写真家・佐藤健寿は何を求めて旅をするのか?世界の奇妙な人々と奇界を巡る、オールカラーフォトエッセイ!

目次 : 台湾、あるいは珍奇の島へ/ アフリカ霊感商法―呪術師と獣の市場/ 南米山奥の異星人に愛された村/ バツー洞窟と世界最大の苦行祭/ タナ・トラジャ―死のために生きる人々/ 砂漠にそびえるサイケデリックな神の山/ レイモンド・モラレス―封鎖された怪物たちの庭園/ 珍奇大国、タイに溺れて/ 地獄・HIV・ドラえもん/ 日原鐘乳洞―知られざる奥多摩スペランカーの世界/ 奇界日記・パプアニューギニア編 諸星大二郎先生とマッドメンの森へ/ 人類最古のコンピューター、アンティキティラの機械/ 呪いの遺跡、ナン・マドールで呪われて/ クンストカメラ 叡智と驚異の部屋/ ギョベクリ・テペ 人類最古の神殿/ イタリア紀行 澁澤龍彦を追って/ 台湾再訪 二人のアウトサイダー老人を訪ねて/ チェルノブイリの影響/ ネネツ族 世界の果てで、命を頂く/ そこそこ幸せな普通の国、ブータン

【著者紹介】
佐藤健寿 : 写真家・作家。武蔵野美術大学卒。世界各地の“奇妙なもの”を対象に、博物学的・美学的視点から撮影・執筆。著書の他、テレビ、ラジオ出演歴多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 眠る山猫屋 さん

    クレイジージャーニーなどで耳目を集めている佐藤健寿さん。奇妙奇怪な建築物を中心に異郷を撮影して廻る彼の旅行記。思ってたより普通の旅人なんだけれど、ハードボイルドなスタイル、好きです。危険地帯に潜入するわけではなく、たどり着きたい場所に何度もアタックする、そんな地道な旅。喧嘩やボッタクリを乗り越えた旅路の果てに出会う遺跡・遺物の奇天烈さ素晴らしさ。台湾辺境から北極圏まで何処までも旅を続ける写真家の道は尽きない。いちいち紹介していたらキリがないくらい魅力的な旅路です。イタリアの森に埋もれていた奇像の公園とか!

  • あーびん さん

    『奇界遺産』でも紹介された世界珍百景の画のインパクトが大きいが、文章はわりと真面目な旅エッセイ。南米山奥のUFO村や呪いの遺跡ナン・マドールなど観光では絶対に行かないだろうチョイスに夢とロマンを感じる。そういえば本に出てきたサイババももう亡くなっているな...ボマルツォの怪物庭園はいつか行きたい場所のひとつ。久しぶりに澁澤龍彦のやつを読もうかと家の中を探してみたが見つからずなんかショック。

  • Kanonlicht さん

    『奇界遺産』で有名な著者が、雑誌『怪』の連載として世界各地のエキセントリックな珍名所をルポルタージュしたものをまとめた一冊。秘境と呼ばれる場所や地域の文化や宗教に根差した建造物があまたある一方で、ときおり差し込まれる個人の「創造」にこそ、より強い神秘性と狂気を感じる。いつかこの目で見てみたいと思って気づくのは、人は自分の常識の範疇にないものに強く惹かれるものだということ。古来より宗教と芸術が結びついてきた理由の一端がわかった気がした。

  • 秋良 さん

    あの名作写真集、奇界遺産の取材時や漫画家の諸星先生と旅をした時の紀行文。タイのお寺の地獄セクションが、作りが雑ゆえに怖いっていうのは、プレステ時代(粗いポリゴン)のホラーゲームがPS4(上質なCG)のホラーゲームより怖いのと同じかもしれない。漂うサブカル臭と、奇妙なものたちを拒絶もしなければ持ち上げもしない姿勢がクセになる。しかし載っている写真を見て「すげえや」とは思っても「行きたい」とはならない(笑)そして毎回思うことながら、インドの旅行記は誰が書いたのを読んでも強烈。

  • 有理数 さん

    『奇界遺産』でも有名な佐藤健寿のオールカラーフォトエッセイ。本当に世界には想像をはるかに超えた不思議な場所があるなあ……と、驚かされる。大量の悪鬼とグロテスクな立像で地獄を表現したタイの「地獄寺」、澁澤龍彦を追って訪れたイタリアの「ボマルツォの怪物庭園」などはインパクト絶大。他、奇天烈な場所だけでなく、それらを作り上げた人、あるいは現在進行形で奇妙な生き方をしている人たちを訪ね歩いている。撮影エピソードも面白い。文庫サイズだがボリューミーな一冊。わくわくした。

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