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完全読解 司馬遼太郎「坂の上の雲」

Masaru Sato

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784163914886
ISBN 10 : 4163914889
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

明治日本はいかにして国家存亡の危機を克服したのか。「国民文学」と呼ばれた司馬遼太郎『坂の上の雲』にはこのままではアジアの中堅国になりかねない日本の停滞を打ち破るヒントが隠されている。現代最強の読書人が読み解く、近代日本の活力の源泉。附録・『坂の上の雲』主要人物事典、司馬遼太郎『坂の上の雲』年表。

目次 : 序章 今なぜ『坂の上の雲』を読み直すのか―「エリート」と「大衆」が分断された今こそ、世代を超えて読み継ぐべき「国民文学」の意義/ 第1章 乃木希典と東郷平八郎―「乃木将軍」は“愚将”だったのか?「海軍=合理的」「陸軍=非合理的」説は本当か?/ 第2章 夏目漱石と正岡子規―漱石と子規は、秋山真之とともに“近代日本語の創設者”だった/ 第3章 明石元二郎と広瀬武夫―日露戦争の“情報戦”で活躍した二人から見える“日本のインテリジェンス”/ 第4章 日清・日露戦争と朝鮮半島―あえて“翻訳しない”が日韓関係を解きほぐす鍵になる

【著者紹介】
佐藤優 : 作家。元外務省主任分析官。1960年東京都生まれ。同志社大学大学院神学研究科修了

片山 杜秀 : 思想史研究者、慶應義塾大学教授。1963年宮城県生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kawa

    努力すれば報われる時代、明るい明日を描く青雲国民小説「坂の上の雲」を、泰斗二人が語り合う。乃木大将の評価は、司馬作品によって結果としてかなり不当に振れてしまっている由、司馬史観の検証という意味でもありがたい作品。日露戦から太平洋戦までの日本の指導者層の劣化に対する評価も今一度立ち止まって考える必要ありか?片山氏の「未完のファシズム」も早速図書リクエスト。詳細な年表と人物事典付きで、小説読みの座右の書としても最適。(2022年刊)

  • サトシ@朝練ファイト

    そう言えば「坂の上の雲」の意味が分からず悶々としてた時期がああったかな。何年振りかで司馬作品に出会えた気がしました。

  • koji

    「坂の上の雲」から読み取れることは無数にあります。本書を読むと、@インテリジェンス、A朝鮮半島を巡る日韓関係の視点がよく分かりました。まず@。司馬さんは明石元二郎にかなりの紙数を費やしていますが、佐藤さんによれば明石の記録は少なくよく分からない所が多く、この箇所は、忍者者好きの司馬さんのアートな構成という解釈も一理ありです。次にA。佐藤さんによれば、司馬さんは本書で韓国・朝鮮を自分が思うことを比較的素直に書き、無理に全体的な整合性を取ろうとしない(翻訳しない)と言っています。これは深い洞察で脱帽しました

  • 元よしだ

    読了〜〜 正岡子規の【写生】が気になりました。

  • @yuc

    坂の上の雲、半年前に歴史オンチながら夢中になって読みました。そのとき、この本の後半の年表や人物辞典があればよかった!スマホで地理や歴史や人物や階級調べてメモしながら読んでましたよ!司馬史観や近年の史実研究にも言及されて自分の知識をアップデートできました。年表内の『物語を楽しむための知識』、知ってる人は知ってる話や小ネタだろうけど、私はここが好き。あと明石元二郎と広瀬武夫の章。やっぱりスパイや諜報活動の話はおもしろいのです。

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