箸墓幻想 角川文庫

内田康夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041607626
ISBN 10 : 4041607620
フォーマット
出版社
発行年月
2004年10月
日本
追加情報
:
15cm,487p

内容詳細

邪馬台国の研究に生涯を費やした孤高の考古学者・小池拓郎が殺された。その直後、彼の発掘していた古墳から邪馬台国の手がかりと思われる銅鏡が発見され、考古学界は騒然となる。浅見光彦は、小池が寄宿していた当麻寺の住職から事件解決を依頼され、早春の大和路へ向かった。老考古学者が遺した一通の古い手紙と色褪せた写真―住職の娘・有里とともに事件を追う浅見は、いつしか時を超えた女達の妄執に搦め捕られてゆく。古代史のロマンを背景に展開する格調高い文芸ミステリー。

【著者紹介】
内田康夫 : 東京都出身、現在は軽井沢に在住。1980年、『死者の木霊』を自費出版してデビュー。1982年には、浅見光彦が初めて登場する『後鳥羽伝説殺人事件』を上梓。以来、全国を旅して日本人の心の琴線に触れるミステリーを書き続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • HANA さん

    トラベルミステリ。箸墓にこそ行った事は無いものの、どことなく未だ上古の風が吹いてそうな野の雰囲気が好きで奈良には何度も行っている為、イメージが湧きやすく面白く読めた。ミステリ的には被害者の過去の人間関係から邪馬台国論争、古墳の発掘までが上手い具合に絡まり合って実にいい出来。目次にある「ある単語」からある一件を想像したんだけど、本書が公表されたのはあの事件が発覚する前なのね。トラベルミステリの醍醐味は事件とその土地の文物が上手く噛み合っている所だとおもうけど、その意味では本書はまさに上質の出来だと思います。

  • ヨーコ・オクダ さん

    浅見光彦シリーズ。特に歴史や考古学に興味があるわけではないので、どうしようかなー?なんて迷いつつも、舞台が関西(奈良)メインなので購入。邪馬台国畿内説派の老考古学者が殺された事件の謎解き&犯人探しストーリー。古代から伝わる話や天皇の墓など神秘的なエピソード絡みやからと言うて、ちょっと登場人物同士の巡り合わせがバッチリすぎかな?あと、文中に何度も出てくる「したしたした」折口信夫を読んだことがないので、なかなか雰囲気を想像するのが難しかった。でも、当麻名物の中将餅は食べたことがアルぞ!?(ちょっと自慢)

  • しんた さん

    読むきっかけは最近ふしぎ発見で特集された箸墓。戦後間もない頃の恋愛のもつれを現代まで引きづる恐るべし執念?奈良県に旅してみたくなった

  • nobby さん

    "神の手"騒ぎとほぼ同時期に偶然書かれた作品と分かって読破。やはり作家の見識の披露は否めないけど、展開分かりながらも後半は一気読み。怪しい人物の伏線は回収しながら、意外な因縁に持っていくのは流石。後味悪い悲劇もいつも通りか…

  • sweet november さん

    数年前に一度読んで、もう一度読んでみたくなった。 自分が記憶していた内容と違った印象を受けた。忘却の際の記憶書き換えなのか? 奈良に10年間も住んでいたことがあるのに 箸墓古墳には行ったこともなかった。 今になり何故か惹かれる。

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内田康夫

1934年東京都生まれ。80年、『死者の木霊』で作家デビュー。『後鳥羽伝説殺人事件』で初登場した浅見光彦は、いまや国民的人気の名探偵となった。2018年3月13日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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