祝山 光文社文庫

加門七海

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334743055
ISBN 10 : 4334743056
フォーマット
出版社
発行年月
2007年09月
日本
追加情報
:
16cm,245p

内容詳細

ホラー作家・鹿角南のもとに、旧友からメールが届く。ある廃墟で「肝試し」をしてから、奇妙な事が続いているというのだ。ネタが拾えれば、と軽い思いで肝試しのメンバーに会った鹿角。それが彼女自身をも巻き込む戦慄の日々の始まりだった。一人は突然の死を迎え、他の者も狂気へと駆り立てられてゆく―。著者の実体験を下敷きにした究極のリアルホラー。

【著者紹介】
加門七海 : 東京都生まれ。伝奇小説、フィールドワーク作品を中心に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • yoshida さん

    【真夏のホラー読書】、【日本の夏はやっぱり怪談】イベントで読了。作者の加門七海さんの実体験に基づく作品。主人公のホラー作家へ旧友から連絡がくる。廃虚への肝試しの後、怪異が続くとの事。主人公は旧友に会うが、肝試しに参加した四人は身体や精神にも異常を示していた。主人公にも影響が及ぶ。主人公は廃虚のある「祝山」を調べ、「祝山」の真の意味を知る。壊れてゆく旧友。遂に犠牲者が出る。主人公達は怪異の原因を山の神社へ返しに行く。同行者があり得ない行動をとる。安易な肝試しはやめよう。地名に潜む真の意味に恐怖を感じた。

  • おしゃべりメガネ さん

    ホラー作家加門さんの作品2作目にチャレンジです。前回読んだ『203号室』が思っていた以上に、予想外の恐怖感をしっかりと与えてくれたので、今作も楽しみに読み始めましたが、残念ながら本作は少し趣向が違っていたようです。『203〜』がスピード感満点のノンストップ状態で、読んでいる側を次々と恐怖の波で煽りまくるのに対し、本作はジワジワと確実にゆっくりと恐怖感を外堀からしっかりと埋めてきます。主人公のホラー作家「鹿角」さんが頼もしく、至って冷静沈着なキャラだったのが、ホラー小説としてはあまりない感じで新鮮でした。

  • ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中 さん

    山の中の廃屋に興味本位で肝試し…もう嫌な予感しかしない。霊が出たり霊感の強い人が除霊したり、この作品はそういう感じじゃない。あくまで日常的に人がおかしくなっていく描写がとっても怖い。そういう人からは自然に人が離れていくし、離れるべきが賢い選択。だから現実には、しっかり解決したり、理由がわかって納得、終わり、なんて怪異はないんだろうな。 よくわからない偉大なものには畏怖と敬意を。忌み名を転じて縁起のいい地名をつけるというのは聞く話だけど、本当に本当にやめてほしいと思う。

  • nuit@積読消化中 さん

    怖かったよ〜(号泣)。いや〜、ホラーや怪談はフィクションと思えば普段ならスンナリ読めてたのに、これはフィクションなはずなのに怖かった!しかも、主人公のホラー作家の語り方がどうしても加門先生とだぶるんです。なので余計にこれは実話なんでは!?と思ってしまうほど。ちょうどこれとは別に伝承の迷い家に興味があって調べてたので、山の不思議にはすごく魅了されるのですが、こんな怖い山は嫌だ〜!しかも、昔の警告地名を縁起が悪いと改名されてしまっては、もはや分からんではないか!久々に読書でゾゾっとさせられました。

  • 新地学@児童書病発動中 さん

    昼間読んで正解だった。夜間に読むと、小説の内容が頭に残って、眠れなかったかもしれない。じわじわとした恐怖がこみ上げてきて、なんとも嫌な気持ちになるがそれでもページを捲るのを止められない小説。ホラー作家の主人公の女性が、友人から肝試しのことを聞いてから、奇怪な事件に巻き込まれるようになる。異様な迫力があるのは、作者の実体験に基づいているからだろうか。舞台になった祝山のような不吉な場所は日本各地にありそうで、怖くなる。そのような場所の霊気を尊重するのを忘れてはいけない。

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人物・団体紹介

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加門七海

東京都墨田区生まれ。美術館学芸員を経て、1992年に『人丸調伏令』(朝日ソノラマ)で作家デビュー。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、作品にもそれらの知識が反映されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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