どんどん変わっていく純くんにハラハラ親心になりながら見ていました。相変わらず美しすぎる富良野の景色もさらにアップグレードされています。

正吉…そうきたか。あのちびっこ時代には想像もできなかったような男前な姿に涙し、すっかり虜になってしまいました。

可愛いんだけどどこか大人びた蛍ちゃん、対照的なお兄ちゃんの純くん。最後まで観てまた振り出しに戻ると改めてその年月の移ろいに胸がしめつけられます。

れいちゃんが絶妙に良い味を出していて、わかっちゃいるけれど、同じ所で毎回ぼろぼろ泣いてしまいます。若い方にも是非見てほしい。

先日、田中さん追悼でオンエアーされていました。 高校の時に観た感慨そのままに、止めどなく涙が溢れてきました。心が洗われる名作です。

今から40年前に始まったドラマで、終わってから20年近く経つのに、令和の今でも見始めたら止まらない。幸いウチには電気があるから夜になっても寝ないで見てられるよ、純！

リアルタイムで見たのはスペシャル番組だけだったので本当に幸せな時間が過ごせました。蛍の健気さそして純の反抗的な態度や子供らしい浅はかな態度、そして大人たちの愛憎が大自然の中で繰り広げられます。第一話から第六話まで収録されています。宝物です。

この作品をリアルタイムで観たのは確か１８歳くらいだったと思う。ちょうど働いた頃で純がトラックに乗って旅立つシーン、蛍が追っかけてきて・・ボロボロに泣いた。最近、また観たのだが、やっぱダメだ同じシーンで五郎さんに感情移入・・・見事にやられた。この頃の五郎さんは、いったい何歳の設定なんだろう。いつ見ても名作！。

「北の国から」は、最初のテレビシリーズから観ているけど、いつも痛い感じでどうも好きじゃなかった。本作品で分かった・・・純くんの居心地の悪さ、収まりの悪さ・・観ていて、優柔不断な彼に腹が立つけれど、それは自分もそうだからだと。裕木奈江さんには世間は賛否両論だけれども、本作品の彼女はハマリ役だと思う。シリーズ中どれが一番と聞かれたら、本作か秘密か・・僕はそう思います。

個人的には純君を観ると自分のダメな部分をデフォルメされているようで・・・どうしても純君に感情移入してしまうのだが、本作品では根室の落石での蛍と五郎の場面でぼろ泣きした。親の気持ちと子の気持ちと両方響いた。その直前のシーンで純と蛍が二人で居心地悪く話すところもあの雰囲気は長く兄妹役を演じてきた二人でないと出来なかったと思う。そして、シュウちゃんがかなり良かった。僕は純君にシュウちゃんと末永く上手くいってほしかったのだが・・・。ラストシーンは素晴らしい。「巣立ち」と並ぶ最高傑作。