決定版 日本のいちばん長い日 文春文庫

半藤一利

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167483159
ISBN 10 : 4167483157
フォーマット
出版社
発行年月
2006年07月
日本
追加情報
:
16cm,371p

内容詳細

昭和20年8月14日正午から24時間の内に起きた出来事を埋もれていた資料をもとに再現。画期的ノンフィクション待望の文庫化

【著者紹介】
半藤一利 : 昭和5(1930)年、東京に生れる。作家。28年、東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専務取締役、同社顧問などを歴任。平成5(1993)年「漱石先生ぞな、もし」で新田次郎文学賞、平成10年「ノモンハンの夏」で山本七平賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    1945年7月26日に出されたポツダム宣言を、即刻とは言わないまでも1週間以内に受諾していれば、ヒロシマとナガサキの原爆投下はなかったかと、そんな思いにとらわれる。しかし、それまでに4年間をも戦争に費やし、満身創痍となりながら、なおも本土決戦を叫んでいたのであるから、ことはそう簡単にはいかなかった。本書の中核を成す、最後の1日は、確かに長い長い1日であった。玉音放送にいたるまで、様々なところで、これほどのドラマが演じられていたのである。天皇の宣言受諾の決断(聖断)にさえ、異を唱えかねないのであったから。

  • mitei さん

    先の大戦における日本が降伏する最後のやりとりが克明に書かれていた。この中でも昭和天皇のご聖断が非常に輝いており、感動した。それぞれがそれぞれの立場で考えている中で、昭和天皇のご聖断はもはや別の立ち位置というか、歴史を俯瞰しての発言に感じた。日本人皆が思っている国体護持は今でも護持され続けているし、一番早くに確信を持っていた昭和天皇のそこまでに至る考え方を逆に知りたくなった。阿南陸相の最期は暴発しそうになる陸軍を文字通り一死にて抑える陸軍大臣でしか出来ないことを立派にやられて感動した。

  • 馨 さん

    映画化ということで読了。玉音放送までの8/14〜当日の話。ちょうど読んでいる途中NHKで鈴木貫太郎と昭和天皇の関係のドキュメンタリーが放送され本作と内容が被ってました。タイトル通り長い1日で、緊張や葛藤の入り混じる様々な思いで官僚が動いていたとわかりました。歴史ある国が滅び連合国の植民地となるかもしれないポツダム宣言の受諾の決断は重すぎます。軍部の最後まで戦う気持ちも官僚や天皇のこれ以上犠牲者を出したくないという気持ちも国を思ってのことでどちらが悪とかは無いです。

  • HIRO1970 さん

    ⭐️⭐️⭐️⭐️半藤さんはまだ2冊目。70年前の玉音放送が流れるまでの敗戦日の前日からの一日を紐解いた本書。既得権益で膨らんだ軍部の中での常識と良識のせめぎ合い。最期まで足掻き続ける慣性の法則にも似た抑止不能な激情の発露の数々。全てを終わらせた指揮官の自刃の姿に触れ日本軍の解体が只事では無い大事業であった事が解りました。罷り間違えば沖縄同様の本土決戦も十分あり得た事実。戦後70年以上が経ち安全や平和は当然の権利と思っている自分は恒久の平和を心から願う気持ちが明らかに不足していた事を思い知りました。

  • へくとぱすかる さん

    真夜中をはさんで正午の放送までの24時間を24章で語るドキュメント。「最後の1日」のドラマは、空前絶後の緊張感の連続であり、首相と陸相との、それぞれの立場の違いからの対立を軸にして、どんどん時間は進んでいく。どうすれば破滅や混乱を回避できるかを考えていたという点では、おそらく思いは同じだったのだろうが、一度始まった歴史的動きを変えるのは、こんなにも困難なことなのかと。出来事がほとんど全く国民には知らされないまま終始したことを考えると、現代史、そしてこの時代について、もっと深く知らなければならないと感じる。

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人物・団体紹介

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半藤一利

1930年、東京都生まれ。作家。東京大学文学部卒業後、文藝春秋新社(現・文藝春秋)へ入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専務取締役を歴任。著書に『日本のいちばん長い日』、『漱石先生ぞな、もし』(新田次郎文学賞)、『ノモンハンの夏』(山本七平賞、以上文藝春秋)、『昭和史 1926‐1945』『昭和史

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