女たち三百人の裏切りの書 新潮文庫

古川日出男

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101305370
ISBN 10 : 4101305374
フォーマット
出版社
発行年月
2023年11月
日本
追加情報
:
688p;16

内容詳細

後世の人々よ、本ものの宇治十帖を語ろう、語りましょう―。源氏物語が世に広まって百年あまり。改竄され流布した物語を正すため、紫式部が怨霊となって蘇り、宇治十帖のその真の姿を語り出す。やがて発表された物語は、人々の思惑とともに時代を動かし始め、壮大な女たちの裏切り合いに発展していく―。読売文学賞、野間文芸新人賞の二冠に輝いた、嘘と欲望渦巻く、全く新しい源氏物語。

【著者紹介】
古川日出男 : 1966年、福島県郡山市生れ。’98年『13』でデビュー。2002年『アラビアの夜の種族』で日本推理作家協会賞、日本SF大賞、’06年『LOVE』で三島由紀夫賞、’15年『女たち三百人の裏切りの書』で野間文芸新人賞、’16年には読売文学賞を受賞。戯曲『冬眠する熊に添い寝してごらん』(’14)ならびに「ローマ帝国の三島由紀夫」(’18)は岸田國士戯曲賞の候補となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Matoka さん

    なかなか…。読むのにとても時間かかかった。宇治のパートの語り口はとてもよかった!蝦夷とか海賊のパートが読みにくいのと結局何が何やらわからなくて、挫折しそうになりながらもなんとか読了。物語が入子状態になってて不思議な世界観だった。

  • Ryo0809 さん

    藤原姓の娘、藤(紫)式部が平安後期に憑依して語り始める…。宇治、憂し、氏という三つの語と藤、紫、源という語がどこまでも絡みあっていく。宇治は宇治十帖に、憂しはこの世の乱れと憂いを、氏は台頭し始める武門に、それぞれなぞらえている。憑坐を介して物語る式部の語り口が面白い。物語のはずが書となり広く読まれ出すと、いつの間にか現実と溶け合って見境いがなくなる…。その何とも言えない頼りなさ(浮遊感)が楽しめる不思議な「書」。仕掛けられた伏線を読み解ければもっと楽しいのだろうが、一読後ではそこまで辿り着けずだった。

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古川日出男

1966年生まれ。98年『13』でデビュー。『アラビアの夜の種族』で日本推理作家協会賞、日本SF大賞、『LOVE』で三島賞、『女たち三百人の裏切りの書』で読売文学賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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