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Saka no Ue no Kumo Vol.7

Ryotaro Shiba

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167105822
ISBN 10 : 4167105829
Format
Books
Publisher
Release Date
February/1999
Japan

Product Description

各地の会戦できわどい勝利を得はしたものの、日本の戦闘能力は目にみえて衰えていった。補充すべき兵は底をついている。そのとぼしい兵力をかき集めて、ロシア軍が腰をすえる奉天を包囲撃滅しようと、日本軍は捨て身の大攻勢に転じた。だが、果然、逆襲されて日本軍は処々で寸断され、時には敗走するという苦況に陥った。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yoshida

    奉天会戦、逸した講和の機会、日本海海戦の直前迄。日本軍は奉天会戦で辛勝する。しかし、日本の国力は疲弊していた。特に士官や兵士の質に顕著にみてとれる。そもそも士官や兵士は速成で育成できるものではない。日露開戦以来、多大な士官や兵士が亡くなっている。補充はどうしても追い付かない。自然、軍としての質も落ちることは否めない。大東亜戦争後半にも見られた現象と言える。後は外交の難しさか。奉天会戦で掴みかけた講和の機会を、外交上の不注意もあり逸する。結果、バルチック艦隊を撃滅せねばならなくなる。民族の死闘に終焉が迫る。

  • mitei

    奉天会戦がメインの回ここが日露戦争最大の正念場で日本海海戦がフィナーレみたいな感じに見えるなぁ。しかしロシア側の雰囲気はまさに革命前夜ってレベルで悪い状態だな。

  • ケイ

    奉天会戦において、日本軍は五つに別れ、中央を3つが、両翼を一つずつで担うが、不運にも北からロシアの背後に回ろうとした乃木部隊を主翼と勘違いした露軍によって、乃木部隊は壊滅的は打撃を受ける。しかし、数で圧倒しているのに心理的に狼狽えたクロパトキンが退却を指示したため、かろうじて日本は一勝をあげたような形になった。ここで講和をすべきだとの声が日露双方、欧米からでるも、実らず。ロシアの艦隊はベトナムを周り、対馬に向かう。日本は、露艦隊が対馬か千島のどちらに来るか悩んだが、東郷は対馬と信じ、鎮海を動かず待った。

  • forest rise field

    中々読み応えあり。前半は陸軍の奉天会戦、後半はバルチック艦隊がいよいよ近づき、海軍が騒がしくなる。日露での陸軍は戦の終結時を模索していかに有利な状態で講話交渉のテーブルを用意するかを模索していた。泥沼にはまって日本が滅びない為にも、外交とセットで考えていた児玉源太郎は凄い。また日本で最初にバルチック艦隊を目撃した宮古島の挿話は初耳で、勉強になった。7巻では大将とはどうあるべきか?など色々参考になった。いよいよ最終巻へ。

  • ゆか

    前半は好古、後半は真之と、ここに来て主人公達の物語が着々と進み始めた。海でも陸でもロシアの長である彼らを、性格ごと無能呼ばわりしているのは、負けたから当然の事かもしれないけど、だからこそ日本が勝ったのは、ただのラッキーな話で、それに図に乗り後の戦争を行うべきではなかったと言われてるような気になった。友好国にも見捨てられたロシア船。この戦争は第0次世界大戦かもしれない。日本とロシアだけが戦ったのではなく、他の国の思惑に踊らされてるだけのような気が読了して感じられた。

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