『聖なる愛〜スヴィリドフ、ファリク、マスカツ』　ラトビア放送合唱団

ラトビア放送合唱団／聖なる愛

ラトビア放送合唱団の新しいアルバムは、「愛、自然、聖なるもの」をテーマにした３人の作曲家たちの作品集です。ヨーロッパの数ある合唱団の中でもトップクラスの実力を持つこのラトビア放送合唱団は、ルネサンスから現代まで幅広いレパートリーを持ち、とりわけヴァスクスなどのバルト三国ものやラウタヴァーラを得意としていますが、最近はラフマニノフの『晩祷』での演奏が高く評価され、2013年グラモフォン・アワードにもノミネートされています。
　ここでは、日本ではほとんど知られていないユーリ・ファリク[1936-2009]、アルトゥルス・マスカツ[1937-]と、管弦楽曲『吹雪』が知られるゲオルギー・スヴィリドフ[1915-1998]の合唱曲を取り上げ、ラトビアの２人の歌手アントニェンコとエゼリエーテをフィーチャーして、絶妙のハーモニーを聴かせています。合唱ファンの方、必聴の１枚です。（ACCORD）

【収録情報】
1.　ファリク：見知らぬ人
2.　ファリク：あなたの寺院です、主よ
3.　ファリク：ハバネラ
4.　ファリク：秋
5.　マスカツ：わが祈りをゆるしたまえ
6.　マスカツ：春
7.　スヴィリドフ：:冬の朝
8.　スヴィリドフ：失われた青春について
9.　スヴィリドフ：クリスマス・キャロル／
10.　スヴィリドフ：聖なる愛
11.　スヴィリドフ：ナターシャ
12.　スヴィリドフ：イコン

　アレクサンドル・アントニェンコ（テノール：4,6,8）
　イェヴァ・エゼリエーテ（ソプラノ：2,10）
　ラトビア放送合唱団
　シグバルド・クリャーヴァ（指揮）

　録音時期：2011年10月7-13日
　録音場所：ラトビア、リガ、聖ジョン教会
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）