A.Part, Poulenc, Stravinsky : Mariss Jansons / Bavarian Radio Symphony Orchestra & Choir

合唱作品集〜ペルト、プーランク、ストラヴィンスキー

20世紀を代表する3つの合唱作品をマリス・ヤンソンスとバイエルン放送合唱団、交響楽団の演奏で。一糸乱れぬハーモニーと力強いオーケストラの響きが見事な演奏です。
　ティンティナブリの様式で書かれた美しいハーモニーを特徴とするペルトの『ベルリン・ミサ』は1990年5月にベルリンの聖ヘトヴィヒ大聖堂で初演されたため、この名で呼ばれます。五旬節（ペンテコステ）での演奏用に作曲され、当初は4人のソリストとオルガンというシンプルな編成でしたが、後にペルト自身によって合唱と弦楽オーケストラのために改められました。プーランクの『スターバト・マーテル』は彼の友人で画家のクリスチャン・ベラールの不慮の死を受けて書かれた曲。ロカマドゥールの黒い聖母を訪れたプーランクがカトリックの信仰を見出した後に書かれたもので、彼の最も重要な作品に数えられています。ストラヴィンスキーの『詩篇交響曲』は合唱とオーケストラのための3楽章の交響曲で、1930年にボストン交響楽団の委嘱により作曲されたもの。木管と金管、打楽器、2台のピアノ、そしてヴァイオリンやヴィオラを使わず低弦（チェロ、コントラバス）のみという珍しい編成が、この作品に独特の響きを与えています。
　『マリス・ヤンソンス・エディション』（900200）より分売。（輸入元情報）

【収録情報】
1. ペルト：ベルリン・ミサ〜合唱と弦楽オーケストラのために
2. プーランク：スターバト・マーテル FP148〜ソプラノ、合唱とオーケストラのために
3. ストラヴィンスキー：詩篇交響曲〜合唱とオーケストラのために

　ゲニア・キューマイアー（ソプラノ：2）
　バイエルン放送合唱団
　ミヒャエル・グレーザー（合唱指揮：1,2）
　ペーター・ダイクストラ（合唱指揮：3）
　バイエルン放送交響楽団
　マリス・ヤンソンス（指揮）

　録音時期：2005年6月2,3日（1）　2007年11月8,9日（2）、2009年3月5,6日（3）
　録音場所：ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク（1,2）　ヘルクレスザール（3）
　録音方式：ステレオ（デジタル／ライヴ）