和田誠 日活名画座ポスター集

和田誠

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784908439179
ISBN 10 : 4908439176
フォーマット
出版社
発行年月
2021年10月
日本
追加情報
:
208p;27

内容詳細

みずみずしい感性がほとばしる
スタイリッシュな映画ポスター

現在の新宿丸井の場所に、かつて日活名画座という映画館があり、格安で名画をみられることから人気が高かった。その映画館のポスターを1959年から1968年までの9年の間、無償で制作していたのが22歳から30歳の頃の和田誠です。
日活名画座のポスターは和田誠の初期の活動を紹介するうえで、欠かせない重要な作品です。粟津潔や杉浦康平など、グラフィックデザイナーに活用されていたシルクスクリーンの工房サイトウプロセスからの依頼によって、月に2枚程度制作されていました。
これまで和田の展覧会や作品集では一部の展示(掲載)や、イラストレーション部分がまとめられているだけで、全貌は明らかではありませんでした。
本書は和田誠事務所に保管されていた185点の幻のポスターをまとめたものです。シルクスクリーンのヴィヴィッドな色合い、大胆な構図は今なお、今だからこそ新鮮でスタイリッシュです。
和田誠のファンはもとより、映画ファン、またグラフィックデザイナー、デザイナーを志す人たちにとっても刺激になる一冊に違いありません。
ブックデザインは映画界で注目される大島依提亜。当時の気分を再現するために、表紙はシルクスクリーン印刷にし、一部のポスターは当時と同じく銀色で刷っています。


《著者情報》
和田誠(1936-12019)
多摩美術大学図案科(現・グラフィックデザイン学科)卒業。1959年デザイン会社ライトパブリシティ入社。68年よりフリーのイラストレーター、デザイナーとして活躍。たばこ「ハイライト」のデザイン、雑誌「週刊文春」の表紙イラストレーション、また星新一や丸谷才一、村上春樹など、2000冊以上の装丁を手がける。著書は200冊以上。
映画に関する著書も多く『お楽しみはこれからだ』、『たかが映画じゃないか』(山田宏一との共著)、『シネマッド・ティーパーティ』、『これもまた別の話』(三谷幸喜との共著)など。
映画監督として『麻雀放浪記』『快盗ルビイ』『怖がる人々』『真夜中まで』などの作品がある。

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読書メーターレビュー

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  • kinkin さん

    1957年から68年かけて作られた日活名画座のポスター集。デザインは和田誠氏によるもの。シルクスクリーンで印刷されている。シルクスクリーンが映画のキャラクターの表情や 動きをとても良く捉えている。この仕事は無償でしていたとは驚いた。また本書に出てくるような映画を映画館で見ることが出来た時代がうらやましい。DVDやネット配信などでの普及で見たい映画がいつでも見られる時代になった。しかし映画は、できれば映写機の明かりや大きなスクリーンで鑑賞したい。和田誠ファンならずとも映画ファンにもおすすめしたい。図書館本

  • 新天地 さん

    日活名画座に行った事すら無いので、流石に世代が違いすぎて今日のテレビ放送、レンタル、ネット配信などがあっても観たことのある映画はほとんど無い。しかし、これはなんだか面白そう観てみたいと思わせる、どこか映画そのものの魅力を醸し出すかのような技が詰っている。おそらく名場面であろう部分をポスターに描きつつもネタバレしている訳ではない描き方が後の星新一達のショートショートの挿絵として花開いたのではとファンは想像した。

  • ぱ隹越九朗 さん

    パラパラめくって見るだけで楽しい一冊。P92の『アパートの鍵貸します』?、P92の『ブラックタイツ』に強く目が惹かれた。

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人物・団体紹介

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和田誠

グラフィックデザイナー、イラストレーター。1959年多摩美術大学卒業、ライトパブリシティに入社。1968年からフリー。1977年より40年余り『週刊文春』の表紙を担当。1974年講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞。1989年ブルーリボン賞監督賞、1994年菊池寛賞、1997年毎日デザイン賞、201

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