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怪異を語る 伝承と創作のあいだで

喜多崎親

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784883034222
ISBN 10 : 4883034224
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

民間伝承、文学、芸能、美術―あやかしを「語る」手法の発明、継承、変容。成城学園創立100周年成城大学文芸学部創設60周年記念シンポジウム報告書。

目次 : 百物語の歴史・形式・手法・可能性について(東雅夫)/ 怪談/ミステリーの語りについて―京極作品を中心に(太田晋)/ 民俗学というメソッドからみた怪異の語られ方(常光徹)/ “出る”図像―絵画はいかに怪異を語るか(喜多崎親)/ 語り手の「視点」という問題―怪異と怪談の発生:能楽・民話・自然主義をめぐって(京極夏彦)

【著者紹介】
喜多崎親 : 成城大学文芸学部教授・美術史。早稲田大学大学院文学研究科博士課程中退。国立西洋美術館主任研究官、一橋大学大学院言語社会研究科教授などを経て、成城大学文芸学部教授。博士(文学)。専門は一九世紀フランス美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ちゃも

    良き。あんまり期待しないで読んだんだけど(失礼)、思った以上に面白かった。怪異、つまり妖怪とか幽霊とかそういったものについて多角的に語る感じの本。いろんな解釈の仕方、受け取り方があって、表現方法もある。昔とは『怪異』となる対象が違っていることに驚いた。京極先生が「幽霊はいない」と言い切ったことにも驚いた。見えることもある。けれどそれは幽霊ではない。では何か?その答えはこの本の中に一定は示されているので気になる人はどうぞということで。しかしまあ、妖怪ウォッチへの評価が…。あと、表紙にいるのは開明獣?

  • マグカップ

    幽霊や妖怪といった「怪異」にまつわる話を、その道に詳しい学者たちが語る。特に気になったのが、喜多崎親氏の「絵画はいかに怪異を語るか」という話。「なぜ幽霊には足が描かれないのか」「なぜ幽霊は死装束を着ているのか」等の疑問に対する答えは、幽霊を絵画に表す際の工夫を追うことで見えてくる…というとても興味深い内容であった。

  • mittsko

    成城大学文芸学部の主催、2016年11月開催のシンポジウムの記録。怪異怪談のプロ中のプロ三人(超豪華なメンツ!)が、英米文学と西洋美術史の研究者三人に迎えいれられるかたちの企画。面白くならないわけがない…(*´ω`*) ※ 個人的には、京極先生の、とことんわかりやすいのに、きれっきれのお話が一番面白かった。そして、図像たっぷりの喜多崎先生のお話にもわくわくした。

  • ウハタ

    面白そうだと思って読んだけれど、割りとどうでも良かった。「"視点"が違うだけで、見えないもの(幽霊)が見えるようになったりする」のは、幽霊に限らずそうだろうと思った。人は自分が見たいモノを見る訳だから、"視点"が違えばそりゃ見えたり見えなくなったりするわ。「我々はどうしても自分達の知っている事で何でもかんでも読み解こうとする。(略)今の常識で過去の文献を読み解いてはいけない。」これは肝に命じておきたい所。過去の文献だけでなく、異文化に対しても。

  • 野火*

    面白かった。ジャンルや分類よって語り手、視点が異なってくるのはなるほどな、と。

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