和田誠映画の仕事 MAKOTO WADA:WORKS ON FILM

国立映画アーカイブ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784336075796
ISBN 10 : 4336075794
フォーマット
出版社
発行年月
2023年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
144p;28

内容詳細

日本を代表するグラフィックデザイナー・イラストレーター、そして映画監督としても活躍した和田誠。生涯を通して創造の泉であり、人生の友であった「映画」にまつわる、知った・描いた・語った・集めた・撮った仕事を余すところなくオールカラーで紹介。最高の“映画ファン”による限りない映画愛をいまここに。
お楽しみはこれからだ!

【本書の特徴】
◆膨大な仕事の中から「映画」だけにテーマを絞った初の内容!
和田誠が手がけた約60年間の仕事は多岐にわたるが、本書では「映画」にテーマを絞り、「知った・描いた・語った・集めた・撮った」という5つの切り口によってその仕事を余すところなく紹介。

◆手がけた映画ポスターや装丁した映画書が勢ぞろい!
若き日に手がけた「日活名画座」ポスターから劇場公開用・映画祭などのポスターまで、そして俳優・監督などのイラストレーションを活かしつつ装丁を手がけた映画書の数々をオールカラーで収録。

◆《映画監督・和田誠》に再注目!
『麻雀放浪記』をはじめとした優れた長篇作品を世に送り出し、異業種監督でありながらスタッフにも慕われたという映画監督としての和田誠に改めて注目。直筆絵コンテや使用脚本など、貴重な資料を多数収録。また、ともに脚本を執筆した長谷川隆によるエッセイも収録。

◆和田誠旧蔵の映画フィルムやポスターのコレクションを公開!
和田誠が情熱を注いで集めた映画フィルムやポスターのコレクションを紹介。合わせて、村上春樹によるエッセイ(初出『愛蔵版 お楽しみはこれからだ』栞[国書刊行会、2022年])も収録。

【各章概要】
◆第1章 映画を知った
和田誠は幼少期から映画に親しみ、本格的に映画熱が花開いたのは戦後、中学生になってからであった。
本章では、若き和田誠が残した映画ノートや「ポスターを作る人になりたい」という望みを育んだきっかけ等を紹介。

◆第2章 映画を描いた
和田誠が手がけた国内外の映画ポスター、映画書の装丁・挿画などを紹介。

◆第3章 映画を語った
本章では、映画について語り尽くした和田誠の著作やその直筆原稿を紹介。

◆第4章 映画を集めた
映画をめぐる和田誠のさまざまな活動の中で、比較的知られてこなかったのが映画フィルムやポスターなどの収集である。本章では、和田誠旧蔵のアメリカ映画のオリジナル版ポスターを中心に紹介。

◆第5章 映画を撮った
本章では、堂々たる完成度で多くの賞を受賞した監督デビュー作『麻雀放浪記』をはじめ、多彩な監督作品を紹介。

■本書は、以下の展覧会に関連して刊行されました。
和田誠 映画の仕事
会期:2023年12月12日(火)〜2024年3月24日(日)
会場:国立映画アーカイブ展示室
主催:国立映画アーカイブ
協力:和田誠事務所、多摩美術大学アートアーカイヴセンター

[目次]
ごあいさつ Foreword
第1章 映画を知った
第2章 映画を描いた
第3章 映画を語った
第4章 映画を集めた
第5章 映画を撮った
和田誠と映画音楽
『和田誠 映画の仕事』に寄せて――長谷川隆(脚本家)
図版一覧


《著者情報》
国立映画アーカイブ
監修
映画フィルムや映画関連資料を広く収集し、その保存・研究・公開を通して映画文化の振興をはかる日本で唯一の国立映画機関。
昭和27(1952)年に設置された国立近代美術館の映画事業(フィルム・ライブラリー)に始まり、昭和45(1970)年の東京国立近代美術館フィルムセンター開館とその後の活動を経て、平成30(2018)年、独立行政法人国立美術館の6番目の館として設立された。平成7(1995)年には建物をリニューアルし現在に至る。

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • keroppi さん

    国立映画アーカイブで開催されていた展示の図録。和田誠の映画に関する仕事を集めている。ポスターから、本から、映画から、実に多彩だ。仕事と言っても、楽しみながら描いていることが伝わってきて、ほんとに映画が好きだったんだなと思う。コレクションのオリジナルポスターや16ミリフィルムまで紹介されている。ずっと映画ファンであり続けた和田誠が羨ましくも感じられてしまう。映画化出来なかった「日劇物語」「幕末愚連隊」の脚本の一部が掲載されていて、映画化出来なかったことが残念でならない。

  • ぐうぐう さん

    国立映画アーカイブで開催された『和田誠 映画の仕事』展の図録。タイトルにあるように、和田誠の映画に関する作品が紹介されている。『お楽しみはこれからだ』を読んだ時にも感じたことだが、和田のイラストからは映画への愛が気持ちよく伝わってくる。その映画愛は、デザイナーになったばかりの頃に無償で手掛けた日活名画座のポスターからすでに滲み出ている。絵だけではない。ローレン・バコールの著書『私一人』の装丁は写真をコラージュした斬新なデザインで、バコール本人からも評価されたという。(つづく)

  • 斉藤フィオナ さん

    父の影響で古い洋画に興味を持ち始めた小学校高学年のころ、家(本屋だった)で「お楽しみはこれからだ」を見つけた。ジェームズ・ボンドの”マティーニを・・・”『カサブランカ』の“君の瞳に乾杯”『明日に向かって撃て!』の“俺は泳げないんだ!”etc.後にテレビやビデオで本編を観る前に和田誠氏のイラストでそのシーンを覚えた。川本三郎の文章には映画や役者に対する愛着が感じられて好きなのだけど、和田誠のイラストと文章からも同じものが伝わってくる。たくさんの、本当にたくさんの映画の仕事を遺しておられたのだなあ。

  • kaz さん

    当然のことながら緻密な描写ではないのだが、俳優の特徴がよく出ている。さすがと言うしかない。図書館の内容紹介は『グラフィックデザイナー・イラストレーターの和田誠は、映画監督としても活躍した。彼の生涯を通して創造の泉であり、人生の友であった「映画」にまつわる全仕事を紹介。2023年12月〜2024年3月開催の展覧会の図録』。

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