教養としての建築入門 見方、作り方、活かし方 中公新書

坂牛卓

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784121027641
ISBN 10 : 4121027647
フォーマット
出版社
発行年月
2023年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
坂牛卓 ,  
追加情報
:
256p;18

内容詳細

美術館の意匠に感動し、憧れの旅館で心を癒す。名建築で過ごす時間はなぜ格別なのか。建築の見方と作り方を知れば、暮らしは快適になり、楽しみが増す。本書は、日本と西洋の建築史を一望し、観賞・設計・社会という三つのアプローチから建築を堪能する入門書。「機能」と「美」から分け入り、現代に至る建築の画期を読み解く。建築家の世界も惜しみなく紹介。あなたも建築通に。観光や街歩きの格好のガイドになる。

目次 : 序章 建築の歴史/ 第1部 観賞論―建築の見方(機能の器/ 美の器/ アナロジー)/ 第2部 設計論―建築の作り方(建築の設計とは何か/ 頭の中で考える/ スケッチや模型で考える/ 実物を見て考える/ 建築家という職業)/ 第3部 社会論―建築の活かし方(世相が建築に映る/ 人や社会が建築を変える/ 政治と経済が利用する)/ 終章 建築の基礎

【著者紹介】
坂牛卓 : 1959年東京都生まれ。米カリフォルニア大学ロサンゼルス校大学院修了。東京工業大学大学院修了。博士(工学)。日建設計、信州大学工学部教授を経て、東京理科大学工学部建築学科教授。O.F.D.A.associates主宰。主な作品に「長野県信用組合本社ビル」、「するが幼稚園」、「リーテム東京工場」(第4回芦原義信賞)、「松ノ木のあるギャラリー」(インターナショナル・アーキテクチャー・アワード2015)、「運動と風景」(SD賞2017)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • まちゃ さん

    「使用者・観賞者」の視点、建築を設計する「建築家」の視点、建築が存在する「社会」の視点という三つのアプローチから建築について論じた入門者。優れた建築は、工学、美学、社会学などの集大成であり、これは優れた製品やサービスにも当てはまるものだと思いました。建築について多面的な見方を知ることができる良書

  • ころこ さん

    昔あった大家が挑戦する全方位的な新書のスタイルを踏襲している。建築とは思想、美術、社会、歴史、その他技術の総合だという。あたかも全知のような語り口で「ポスト・モダンは…」などと書かれてしまうと、そこには決定的なウソが混じる。著者がその矛盾に気付いていないのは、本書が自らの言葉で書かれていないからだ。今の時代、このスタイルは難しいから、誰も書かなくなったという問題に直面すれば、自ずと書き方が変わったのではないか。他方で建築の知識だけでいうと、建築を見る批評の筋、どこに着目すれば良いかは非常に分かり易かった。

  • 道楽モン さん

    後書きで書かれている様に、一般読者に対しての建築教養書であると同時に、とても刺激に満ちた新書だ。非専門である読者に新しい視座を与えつつ、建築士がプロとして存在しているのは、成る程ここまでを踏まえているのだなと納得。歴史的な知識は勿論、美術、社会学、政治、哲学、更には音楽やファッションまでも包括した集大成として設計し、建築物として完成される。歴史的建造物からコルビュジエ、バウハウス、丹下健三→磯崎新の東大閥、安藤忠雄など豊富な写真で俯瞰できる、入門書としては文句なしの良書。柄谷行人まで登場して驚きました。

  • ひめぴょん さん

    建築の歴史、見方、設計論、世相と建築などいろいろな視点から建築についてみる本。建築には子供のころから興味がありました。今も建造物を眺めてはうっとりします。以下は文中引用とミニ感想です。 建築はキノコのようなもの。その土地の風土に根ざして生まれ、成長する。→なかなか面白いたとえ。そういえば、植物もその土地の風土に合わせて変化するし、そうできないものは生き残れない。 建築の3原理(用・強・美)。→機能的な強さを兼ね備えたものは美しい。 建築は長い歴史の中でゆっくり進んでいる人間の営為。 機能的に作ればおのずと

  • 不純文學交遊録 さん

    建築の三原理は、ローマ時代のウィトルウィウス(その名はレオナルド・ダ・ヴィンチの人体図で知られる)が唱えた「用・強・美」である。用は設備、強は構造、美は意匠。建築には機能や利便性はもちろん、災害に強く、見た目のよさや使う人の心地よさも求められる。建築家は、これら三分野を包括的に学ぶ。200頁強の新書で建築のすべてを語り尽くせるわけではないが、本書は建築家である著者自身の経歴や建築理念を披瀝しながら、一般の読者が(主に近現代の)建築を観賞するためのポイントをまとめている。

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