知識ゼロからの印象派絵画入門

大橋巨泉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344902671
ISBN 10 : 434490267X
フォーマット
出版社
発行年月
2013年04月
日本
追加情報
:
151p;22

内容詳細

時空を離れた西洋の画家たちと、作品を通じて語り合う
より絵を楽しむための「特等席」用意しました。

絵は何も言いません。頼りになるのは作者とその題名くらいのものです。その題名も、画家自身がつけたものより、画商や後世の評論家などがつけたものの方が、多いのが現実なのです。しかも近いものでも100年、古いものだと600年も昔に画かれているのです。
そこでボクはスタンスを変えました。画家と語り合うようにしたのです。近くに立ったり、離れたりして見ています。これをボクは、画家と鑑賞者の「ひびき合い」と名付けました。その日から、ボクはもっと自由に絵画作品と向き合えるようになったのです。脱線した部分もありますが、それ程“自由に”鑑賞していただきたいと思っています。(あとがきより)

巨泉の特等席
土の匂い――ミレーからジャズが聞こえる
ハモンをつまみに――スペイン語のみのマネ
くり返すメロディー――同じ題材を画くモネ
雨に煙るパリの下町――ピサロの風景画
ドガの踊り子の心――“お嬢”の歌声を聞きながら
ルノワールの見果てぬ夢――冷やしたキール
力強いボーヌ――セザンヌも息抜きが必要?
良からぬ想像――ゴーギャンの得意技は?
何かに反抗するゴッホ――洋の東西が混在
スーラの情熱と才能――ジャズの“分割主義”

【著者紹介】
大橋巨泉 : 1934年、東京・両国に生まれる。タレント、文筆業。高校時代にアテネ・フランセの英語科を卒業。早稲田大学政治経済学部新聞学科に入学するが中退。ジャズ評論家、放送作家を経て、65年、『11PM』に出演。以来、司会者として『クイズダービー』『世界まるごとHOWマッチ』等のヒット番組を多数手掛ける。90年、セミ・リタイア宣言。日本、カナダ、ニュージーランドなどを移動し、季節ごとに住み分ける生活を送る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ホークス さん

    大橋巨泉氏の印象派の本を続けて読む。こちらは「入門」。音楽などと絡めたコラムが著者らしい。 ドガは本当に現代的で、バレリーナの娘と母を描いた「待ち時間」は、哀愁漂う映画の一場面のよう。弟子の女流画家カサットの「湯浴み」は幼女と母の情景。日本画的な不思議な温もりを感じさせる。シスレーの風景画は見ていると吸い込まれそう。空と水の対比が美しい。残念ながらルノワールとセザンヌは今回も分からず。ゴッホは狂気とか情念と言われるが、個性の多様さを体現した人だなと思う。大げさに言うと、人間の可能性、自由の価値とか。

  • ステビア さん

    いい絵がいっぱいあった。マネ、ブーダン、ヨンキント、ピサロ。

  • rapo さん

    大橋巨泉さんがこんなに絵画に詳しいとは知りませんでした。海外で暮らし、思う存分美術館巡りをし、お気に入りの絵と対話をするという夢のような生活ですね。画家それぞれの家庭環境や性格、人間関係が画風に与えた影響などわかってくると、絵も人もとても身近に感じられます。巨泉さん独自の視点での印象派の解説を読んで一番感じたことは、絵は肩ひじ張らず自由に楽しめばいい!ということに尽きますね。

  • がんぞ さん

    絵画評論は好評らしく。著者がもっとも愛好する(平凡な嗜好だが)印象派について再説。「ドガがバレエダンサーの舞台裏を描けたのはよほど入込んでいたから」など“金持ち画家と貧乏画家”という視点がちょっと新鮮。印象派は若くして亡くなり死後の栄光を知らない者も多い。ゴッホを筆頭に(本当は彼はポスト印象派)わかりやすく順位をつけてある。し、「一緒に鑑賞したい女優」「聴きたい音楽」「飲みたい酒」などで《雰囲気》をレクチャーする。図版も大きく、とくに風景画は実物は小さな絵でも描き込まれているのがわかったりする。政治性皆無

  • ばっぱら さん

    巨泉さんの本。 独特の視点で面白かった。 65歳から興味を持ち始めて、本をかけるまでなるとはすごい。

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人物・団体紹介

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大橋巨泉

1934(昭和9)年、東京両国生まれ。本名・克巳。早稲田大学第一政経学部新聞学科中退。ジャズ評論家、テレビ構成作家を経て、1965年、『11PM』への出演を機にテレビタレントに転身。以後、数々のヒット番組を手掛けた。1990(平成2)年、セミ・リタイアを宣言(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載

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