基本情報
内容詳細
時空を離れた西洋の画家たちと、作品を通じて語り合う
より絵を楽しむための「特等席」用意しました。
絵は何も言いません。頼りになるのは作者とその題名くらいのものです。その題名も、画家自身がつけたものより、画商や後世の評論家などがつけたものの方が、多いのが現実なのです。しかも近いものでも100年、古いものだと600年も昔に画かれているのです。
そこでボクはスタンスを変えました。画家と語り合うようにしたのです。近くに立ったり、離れたりして見ています。これをボクは、画家と鑑賞者の「ひびき合い」と名付けました。その日から、ボクはもっと自由に絵画作品と向き合えるようになったのです。脱線した部分もありますが、それ程“自由に”鑑賞していただきたいと思っています。(あとがきより)
巨泉の特等席
土の匂い――ミレーからジャズが聞こえる
ハモンをつまみに――スペイン語のみのマネ
くり返すメロディー――同じ題材を画くモネ
雨に煙るパリの下町――ピサロの風景画
ドガの踊り子の心――“お嬢”の歌声を聞きながら
ルノワールの見果てぬ夢――冷やしたキール
力強いボーヌ――セザンヌも息抜きが必要?
良からぬ想像――ゴーギャンの得意技は?
何かに反抗するゴッホ――洋の東西が混在
スーラの情熱と才能――ジャズの“分割主義”
【著者紹介】
大橋巨泉 : 1934年、東京・両国に生まれる。タレント、文筆業。高校時代にアテネ・フランセの英語科を卒業。早稲田大学政治経済学部新聞学科に入学するが中退。ジャズ評論家、放送作家を経て、65年、『11PM』に出演。以来、司会者として『クイズダービー』『世界まるごとHOWマッチ』等のヒット番組を多数手掛ける。90年、セミ・リタイア宣言。日本、カナダ、ニュージーランドなどを移動し、季節ごとに住み分ける生活を送る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ホークス さん
読了日:2019/07/02
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読了日:2015/01/27
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ばっぱら さん
読了日:2015/04/29
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人物・団体紹介
大橋巨泉
1934(昭和9)年、東京両国生まれ。本名・克巳。早稲田大学第一政経学部新聞学科中退。ジャズ評論家、テレビ構成作家を経て、1965年、『11PM』への出演を機にテレビタレントに転身。以後、数々のヒット番組を手掛けた。1990(平成2)年、セミ・リタイアを宣言(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載
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