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大江健三郎作家自身を語る 新潮文庫

Kenzaburo Oe

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101126234
ISBN 10 : 4101126232
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

なぜ大江作品には翻訳詩が重要な役割を果たすのでしょう?女性が主人公の未発表探偵小説は現存するのですか?―世紀を越え、つねに時代の先頭に立つ小説家が、創作秘話、東日本大震災と原発事故、同時代作家との友情と確執など、正確な聞き取りに定評のあるジャーナリストに一年をかけ語り尽くした、対話による「自伝」。最新小説『晩年様式集』を巡るロング・インタヴューを増補。

目次 : 第1章 詩、初めての小説作品、卒業論文/ 第2章 「奇妙な仕事」、初期短篇、『叫び声』、『ヒロシマ・ノート』、『個人的な体験』/ 第3章 『万延元年のフットボール』、『みずから我が涙をぬぐいたまう日』、『洪水はわが魂に及び』、『同時代ゲーム』、『M/Tと森のフシギの物語』/ 第4章 『「雨の木」を聴く女たち』、『人生の親戚』、『静かな生活』、『治療塔』、『新しい人よ眼ざめよ』/ 第5章 『懐かしい年への手紙』、『燃えあがる緑の木』三部作、『宙返り』/ 第6章 「おかしな二人組」三部作、『二百年の子供』/ 第7章 『美しいアナベル・リイ』、『水死』、『晩年様式集』/ 大江健三郎、106の質問に立ち向かう+α

【著者紹介】
大江健三郎 : 1935(昭和10)年、愛媛県生れ。東京大学仏文科卒業。在学中に「奇妙な仕事」で注目され、’58年「飼育」で芥川賞を受賞。以後、常に現代文学の最先端に位置して作品を発表する。’94(平成6)年、ノーベル文学賞受賞

尾崎真理子 : 1959(昭和34)年宮崎県生れ。読売新聞編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 奥澤啓

    本とは無関係の事を書きたい。つぶやきは消えてしまうので。憲法記念日に横浜で行われた護憲集会で、大江健三郎が総理大臣を「安倍」と呼びつけにしたことを産経ニュース(5月8日)で編集長の乾正人が非難している。一国の総理大臣を呼びつけにするとはけしからん。それは大江の嫌いなヘイトスピーチであると。「大江の新作は・・・」と言う時と同じように、総理を呼びつけにするのは何の問題もない。またヘイトスピーチとは特定の国や人種、民族等変更不可能な属性への差別的、侮蔑的言動をいう。大江の発言はそうではない。産経の見識を疑う。

  • 奥澤啓

    私は大江健三郎の良い読者ではない。「死者の奢り」、「飼育」等初期の短篇は熱心に読んだ。大江語といっていいような、独特の語彙や文体の評論にはなじめなかった。『同時代ゲーム』は数ページで放棄した。しかし『新しい人よ眼ざめよ』や『懐かしい年への手紙』以降はできるだけ読むようにしている。本書はインタビュー形式で大江の生立ちから東大仏文での恩師渡辺一夫との出会い、読書と執筆が中心の生活、言葉との格闘、障害を持つ息子との生活、作品の制作過程等、大江文学を理解するヒントが随所にある。書庫の20分の1は辞書であるという。

  • かふ

    インタビュアーは『大江健三郎の「義」』で鋭い批評を書いた尾崎真理子。彼女は晩年の大江健三郎の編集者で「晩年の仕事」のある部分は伴走者と言ってもいいかもしれない。大江健三郎の小説の悲観的結末ながらたえず伴走者がいながらこの世界で小説を書き続けている。そんな作家の生い立ちから代表作のことや友人たちのことなど、大江健三郎の入門書というよりも作品を読んだ後で作者にその作品のことについて聞きたかったことなどを話しているような内容で充実している。特に晩年の仕事で、伊丹十三の自殺とサイードの死に対して作品を捧げたとか。

  • 魚京童!

    さっぱりわからん。

  • 風に吹かれて

    昨年1月から小説・講演集・エッセイ集を60冊ほど再読してきました。ある時期から発刊の都度読んできたのですが、こうして連続的に再読すると、エッセイも含めて個々の作品は「大江健三郎」という構造的なひとつの作品であることが分かります。この『作家自身を語る』は、聴き手・構成の尾崎真理子さんの労作であると思います。大江作品を読み込み、社会的な出来事なども踏まえ、時には大局から、時には細部に関わって、インタヴューを行っています。巧みな質問に導かれて大江氏は大いに語ることができたのだと思います。

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