大瀧の音楽活動全盛期であった70年代〜80年代当時は、そのサウンドを批判するリスナーが多くいたのも事実であり(セールスも芳しくなかった作品もある)、キャロル・キングから幕を開けた伝説のラジオ番組『Go Go Niagara』を、楽しみにしていたリスナーがいたのも事実。情報が豊富な今と比べ、当時の情報量を考えると、『Go Go Niagara』は、一部の洋楽ファンのツボにはまったのは間違いないであろう。 また大瀧詠一という存在を知らず、幼い頃に‘出前一丁’や‘三ツ矢サイダー’などのCMソングを口づさんでいた、という人も多いはずだ。