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夕張鉄道 路線・沿革編 Rm Library

奧山道紀

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784777055296
ISBN 10 : 4777055299
Format
Books
Release Date
March/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

国内有数の炭鉱都市であった北海道夕張では、明治から大正にかけて周辺炭鉱の開発が進み、後に国鉄夕張線となる既存ルートだけでは輸送力が逼迫したことから、それより短距離で夕張炭田と札幌方面とを結ぶことを目指し、夕張鉄道株式会社が1924(大正13)年に創設されました。

部分開業を繰り返し、1930(昭和5)年11月には新夕張(後の夕張本町)〜野幌間53.2kmが全通、戦後は増え続ける貨物・旅客輸送に応えるため蒸気機関車や新鋭気動車を増備、1956(昭和31)年には列車+自社バスで札幌に乗り入れ、1961(昭和36)年には国鉄準急「夕張」号に対抗して急行列車も運転されました。

しかし夕張鉄道単独では札幌方面に到達できない弱みから、札幌直通バスの運行に注力することで1971(昭和46)年より部分廃止が進行、炭鉱の閉山が相次いだこともあって1975(昭和50)年には鉄道線は全廃されました。現在では「夕張鉄道」の名称のまま、バス会社として存続しています。
2冊分巻の1冊目となる路線・沿革編では、夕張鉄道の成り立ちや各駅の様子などを中心に解説します。
目次
はじめに
1.夕張鉄道の歩み
 1.1 夕張炭田の開発
 1.2 夕張鉄道株式会社設立
 1.3 野幌延長
 1.4 気動車導入とバス複合輸送
 1.5 大勝号
 1.6 幻の新路線
 1.7 東急と札幌急行電鉄
 1.8 平和炭鉱の増産と機関車増備
 1.9 合理化の進展と鉄道廃止
 1.10 「夕鉄」の残像
 1.11 列車運行状況・輸送量と収支
 1.12 夕張鉄道の施設
2.夕張鉄道各駅停車
〜1965(昭和40)年5月・野幌発夕張本町行「13列車」に乗って〜
3.接続する専用鉄道・専用線

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • えすてい

    日本有数の産炭地、夕張。鉄道も石炭と一心同体である。その中でも夕張鉄道は「先進的」だ。客貨分離で旅客は気動車と客車のサンドイッチ、国鉄との接続や急行運転(これは短命に終わったらしい)、そして何より札幌への直通バス。鉄道は廃止されても、バス会社として残存している、北海道の私鉄では稀有なケースである。しかし、石炭産業は斜陽化していき、閉山とともに鉄道、ことに旅客輸送は廃止された。夕張鉄道だけでなく沿線の炭鉱鉄道にも触れられ、角田炭鉱の旧旭川市街軌道の電車にも若干記述と写真がある。夕鉄角田とは離れてたそうだ。

  • Teo

    夕張鉄道は昭和40年代に2度程乗った。ただ小学生の頃なので明瞭な記憶は残ってないが、何度か行きたかったもののとうとうそれ以外は連れて行って貰えなかった。その時の微かな記憶では夕張本町駅は円柱が並ぶちょっとした古典様式の様な改札待合だったかと思うが、今回それの写真があるかと思ったもののやはりない。あの記憶は私の世代が消えたら記憶も消えるのではなかろうか。

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