本屋になりたい この島の本を売る ちくま文庫

宇田智子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480438294
ISBN 10 : 4480438297
フォーマット
出版社
発行年月
2022年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
256p;15

内容詳細

「本屋になりたい」の一念で、東京の巨大新刊書店から沖縄の小さな古本屋へ。この島の本を買い取り、並べ、売る。市場の本屋で、本と人の間に立ち、奮闘する毎日を記した元本より7年を経て大幅加筆。牧志公設市場の建替え、新型コロナ感染症の襲来、激動の日々のなか新たにした決意。なりたい「本屋」の姿とは?

目次 : 序章 古本屋、始めました/ 1章 本を仕入れる/ 2章 本を売る/ 3章 古本屋のバックヤード/ 4章 店番中のひとりごと/ 5章 町の本を町で売る/ 6章 「本屋になりたい」それから

【著者紹介】
宇田智子 : 1980年神奈川県生まれ。大学卒業後、ジュンク堂書店勤務を経て、2011年11月、那覇市の第一牧志公設市場の向かいに「市場の古本屋ウララ」を開店。2014年、第7回「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アキ さん

    2015年ちくまプリマー新書「本屋になりたい」の増補改訂版。第6章「本屋になりたい」それからに、その間の7年間で著者の経営する「市場の古本屋ウララ」を取り巻く状況は一変した。元々沖縄の占領時代に暗渠の上に建てられた水上店舗。目の前の公設市場の建て替えからアーケードの再整備、新型コロナ感染の拡大で、隣の漬物屋も服屋も店を畳んだ。そんな中これから50年店を続ける覚悟を持つ。本を扱う仕事について20年。コロナで店を閉じた期間自問自答し、本を間に人と会いたいんだと再確認した。いつか行きたい書店がまたひとつ増えた。

  • Apple さん

    都内の新刊書店を退職し、沖縄で古書店を継いだ著者は、自身は決して「本好き」なのではないと言います。本を通してアーケードという共同体の一員として人々と繋がり結びつけていくことを意義としているようで、印象的でした。書店を営むことについてスポットが当てられ、沖縄の町での暮らしや古本屋の心温まるエピソードなどの面については薄味で、シビアな面が散見されるような語りでした。気楽なばかりでもないですよ、というメッセージが込められている気がしました。エッセイとしての面白さは、そこまでのものでもありませんでした。

  • Nobuko Hashimoto さん

    (古)書店を開いた人の話はよく読むのだけど、本書は「私が私が」というくどさがなく(むしろ謙遜しすぎなくらい)、同業の先輩業者さんに教えを乞いながら少しずつ店を充実させていっている感じで好感が持てた。あっさりとしたなかにも本への情熱が感じられ、沖縄に行ったら覗こうと思えた。市場の他店の方たちとの交流も温かみを感じる。増補部分で、書店のある市場のアーケードの付け替えを記録に残したいという著者に、なくすものの記録を残すより新設計画を進めようと言われて新鮮な驚きを得たというエピソードが興味深い。

  • Tomomi Yazaki さん

    本は好きだけど、本屋になりたいとは思ったことはないなあ。でも読んでみると本の売買は奥が深く面白そう。特に古本は売り手の腕の見せどころ。因みに著者は池袋ジュンク堂の元店員。もしかして、ニアミスしてるかも。その彼女が何を思ったか、沖縄で日本一小さい古本屋を始める。彼女は棚に本を並べるのが好きなんだとか。そういえば私も中学生くらいの頃、本棚に著者順に並べて悦に入ってました。本を売る人、買う人、読む人と、それぞれだけど、本への想いは変わらない。ああ、久々に沖縄に行きたくなった。そしてこの本屋さんをのぞいてみたい。

  • 水色系 さん

    沖縄で古本屋を営む著者のエッセイ。本を愛する者として、本を届ける側の方々には感謝しかないし、物凄く尊敬している。この著者もそうなんだけど、一言、「本が好き」ということがその原動力となっているように思われる。沖縄の空気感が伝わってくるようで、そこで暮らし、お店が街になじんでいるのがわかる。きっとすてきなお店なんだろう。著者の他の本も読んでみたくなった。

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宇田智子

1980年神奈川県生まれ。大学卒業後、ジュンク堂書店勤務を経て、2011年11月、那覇市の第一牧志公設市場の向かいに「市場の古本屋ウララ」を開店。2014年、第7回「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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