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0.5ミリ 幻冬舎文庫

安藤桃子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344421479
ISBN 10 : 4344421477
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

介護ヘルパーとして働くサワはある日、派遣先で老人との添い寝を頼まれたことがきっかけで職を失ってしまう。住み慣れた街を離れた彼女は、見知らぬ土地土地で見つけた老人の弱みにつけこみ、おしかけヘルパーを始めるのだが…。死を見つめることで「今を生き抜く」ことが見えてくる。老人と女性との魂の交流を描いた至極のヒューマンノベル。

【著者紹介】
安藤桃子 : 1982年、東京都生まれ。ロンドン大学芸術学部を次席で卒業。その後ニューヨーク大学で映画作りを学び、助監督を経て、2010年、監督・脚本を務めたデビュー作「カケラ」が、ロンドンのICAと東京で同時公開。執筆やアートディレクターなど多岐にわたり活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ワニニ

    映画未見も、映像が浮かぶ小説。全般的に粗雑さは否めないが、そこもパンクっぽく良い。高齢化社会、老後だって介護だって、辛い嫌だ大変だと思いながらよりは、割り切りと楽しみをもって0.5_歩み寄れば、される方にもする方にも幸せ(?)がやってくる。スレスレな部分もあり、ちょっと…とも思うけれど。サワの強さと優しさが安藤サクラの存在感と相俟って、老人のキモチワルさ・しみったれ感を乗り越え、物語をカッコ良くしている。ロードムービーっぽい展開も前向き。しかし逞しい。『クジラ…』は、ファンタジーぽさあるが、理想的な最期か

  • もりやまたけよし

    老人介護のイメージを覆してくる強烈さは、とても新鮮に感じる。普通にヒトとしてのエロティシズムをそこに持ち込むあたり、安藤桃子とは何者なのだろうか。恐れ入りました。ただ、クライマックスにもう一工夫欲しかったと思います。

  • いたろう

    映画監督・安藤桃子が、妹の安藤サクラを主役に撮った映画が良かったので読んでみた原作本。自身で原作・脚本・監督をこなしているため、原作はストーリーもテイストも映画とほぼ同じ。それでいながら、やっぱり映画監督、映像で観た方が断然面白かった。それは、主演の安藤サクラの力によるところもあるのかもしれないけれど。しかし、文庫で230ページの本をエピソードを付け加えることなく3時間16分の映画にして、冗長でなく飽きさせないというのは、一体どんな力量か(!)2014年キネ旬2位。

  • ジンベエ親分

    不思議で強烈な読書体験。主人公のサワが逞しすぎて、ストーリーそのものは「浮いている」ようなどこか現実味が薄い展開なのだが、そこで展開するディティールが圧倒的にリアルで情け容赦なく老いることの切なさや醜さを叩きつけてくる。そう遠くない将来に自分にも確実に来る未来だと思うとやりきれん。でももうすぐ枯れようとする老いに触れることで自分の生を感じ取るサワはドライだが天使のように優しい。またサワの生きる力がとてつもなく強いため、大半が大小便をぶちまけたりボケた老人の話なのに、印象はちっとも辛気臭くない。

  • mincharos

    私はまだ介護のリアルな部分を知らない。が、家族だからやってあげて当然!みたいな綺麗事だけで出来るものではないと思うので、サワのように自分が生きていく為に介護をやる!くらいの打算さがその原動力になっていて、とてもいいと思った。サワは料理が上手だし、すごく愛情深くて優しい。死ぬ間際にサワみたいな人が側にいてくれたら、とても幸せだろうな。お金はたーんと払うから、サワみたいなヘルパーさん求む!自分がそうなれるか?いや、無理だろうな。。「モリー先生との火曜日」を思い出した〜安藤サクラ主演の映画も観てみよう!

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