あとは野となれ大和撫子 角川文庫

宮内悠介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041097861
ISBN 10 : 404109786X
フォーマット
出版社
発行年月
2020年11月
日本
追加情報
:
512p;15

内容詳細

沙漠の小国家、アラルスタン。日本人少女ナツキは紛争で両親を失い、国の教育機関“後宮”に引き取られることに。同じ境遇の仲間と気楽な日々を過ごしていたが、大統領が暗殺され、情勢は一変。国の中枢のほとんどが逃亡、反政府軍が襲来する絶体絶命の危機に。ナツキは仲間の立ち上げた臨時政府に参加し、自分たちの居場所を守るために奮闘するが…。どんな困難も笑い飛ばして明日に進む、乙女たちの青春冒険ストーリー!第49回星雲賞受賞作。

【著者紹介】
宮内悠介 : 1979年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒。2010年「盤上の夜」で第1回創元SF短編賞山田正紀賞を受賞しデビュー。12年、同名の作品集で第33回日本SF大賞、13年、第6回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞、14年『ヨハネスブルグの天使たち』で第34回日本SF大賞特別賞、17年『彼女がエスパーだったころ』で第38回吉川英治文学新人賞、『カブールの園』で第30回三島由紀夫賞、18年『あとは野となれ大和撫子』で第49回星雲賞(日本長編部門)、20年『遠い他国でひょんと死ぬるや』で芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • どんぐり さん

    タイトルに惹かれて購入。紛争や環境破壊、テロなどの深刻なテーマを扱っているのに、コミカルに書かれている。この緊迫感と爽快感が心地よい。勇気とユーモアで辛い今日を笑い飛ばせ!!!物語の舞台となった中央アジアに興味が湧いた。

  • hnzwd さん

    アラル海から水が無くなった土地に建国されたアラルスタン。テロリスト達との戦いにより国内情勢も不安定な中、建国の象徴でもある大統領が暗殺されてしまい。。議員達が我が身を守るために議会からも逃げていく状況で、国を守ろうとしたのは後宮の女性たちだった。。っていうあらすじだけでも面白い。現実のエッセンスを加えたフィクションでありながら主人公達の信念が感じられるシーンの数々。登場人物も魅力的な人物ばかりと、非の打ち所がない一冊でした。

  • ひさか さん

    文芸カドカワ2015年11月号〜2016年7月号掲載のものを2017年4月角川書店から刊行。第157回直木賞候補作。第49回星雲賞日本長編部門受賞。加筆修正して2020年11月角川文庫化。中央アジアの架空の国のハレムと呼ばれる教育施設にいた少女達が、暗殺された大統領無きあとの国の舵取りを始めて行くというストーリー。あとは野となれ山となれのだじゃれ的なタイトルだったので、心配しましたが、わくわくする冒険物でした。登場人物達が魅力的で、展開もドキドキで楽しめました。宮内さんの中でいちばん好きな話になりました。

  • ピロ麻呂 さん

    2017年上期直木賞候補作品☆架空の中央アジア小国が舞台。その国の大統領か暗殺され、テロリスト国の侵攻にびびった政治家たちが逃げ出し、仕方なく少女たちが新政府を樹立して戦う…というラノベみたいなストーリー。途中まで緊迫感があっておもしろかったのに、彼女たちが歌劇の練習をし始めたところで冷めちゃった😅国家存亡の危機にあって、そんな暇ある?しかも暫定的であっても政府のトップたちやよ?まぁそういう面でもラノベっぽいかな。

  • Shun さん

    中東のアラルスタンなる架空国家が舞台。タイトルから察せる日本人女性が主人公、幼少時に紛争で両親を失い国の後宮に引き取られますが、偉大な大統領により後宮は女性の高等教育の場となって少女たちは成長する。そしてある日大統領は凶弾に斃れ、議会の男たちは責任放棄し遁走してしまい、残された女性たちは立ち上がる。国家存亡の淵で苦難や危機すらも「私たちで国家やってみる?」(単行本時の帯)とでも言うように飄々と立ち回り、どの場面を読んでもユーモアもあって面白い。まるで圧政者を笑い飛ばすかのように爽快な政変サスペンスでした。

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人物・団体紹介

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宮内悠介

1979年、東京都生まれ。作家。早稲田大学第一文学部卒。2010年に短編「盤上の夜」で第1回創元SF短編賞選考委員特別賞(山田正紀賞)を受賞し、デビュー。連作短編集『盤上の夜』で第33回日本SF大賞、2013年に第6回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞、『ヨハネスブルグの天使たち』で第3

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