スペース金融道 河出文庫

宮内悠介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309420882
ISBN 10 : 4309420885
フォーマット
出版社
発行年月
2024年03月
日本
追加情報
:
320p;15

内容詳細

人類初の植民惑星、通称、二番街。アンドロイドが主な顧客の新星金融で債権回収を担当するぼくと、上司のユーセフ。この男、普段はいい加減で最悪なのに、たまに大得点をあげて挽回する。貧乏クジを引かされるのはいつだってぼくだ…宇宙から地獄まで、きょうも取り立て屋コンビが駆ける!超絶娯楽SF。

【著者紹介】
宮内悠介 : 1979年、東京都生まれ。作家。早稲田大学第一文学部卒。2010年に短編「盤上の夜」で第1回創元SF短編賞選考委員特別賞(山田正紀賞)を受賞し、デビュー。連作短編集『盤上の夜』で第33回日本SF大賞、2013年に第6回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞、『ヨハネスブルグの天使たち』で第34回日本SF大賞特別賞、『彼女がエスパーだったころ』で第38回吉川英治文学新人賞、『カブールの園』で第30回三島由紀夫賞、『あとは野となれ大和撫子』で第49回星雲賞日本長編部門、『遠い他国でひょんと死ぬるや』で第70回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Shun さん

    闇金×SF。SFアンソロジー「NOVA」掲載作品をまとめた連作短編。主人公の”ぼく”が、悪魔のような上司ユーセフと共に債務者から貸した金を回収する日々を描く作品となっていて、ここから普通ではないのが本作がSF小説だということ。銀河の入植地を拠点とする彼ら新星金融の主な顧客はアンドロイド、そしてたとえ核融合炉の中だろうと取り立てに行くという社訓まである。実際彼らは人工知能の潜むダークウェブにまで出向いたりしている。毎度ユニークな取り立て手段と彼ら凸凹コンビの活躍はまるで喜劇や漫才を見ているかのようでした。

  • ふりや さん

    ずっと読もうと思っていた作品が文庫化されたので嬉しい!さっそく購入しました。宇宙を股にかける金融会社に勤める「ぼく」と上司のユーセフ。相手が人間であろうが植物であろうがアンドロイドであろうが金を貸し、返済が少しでも遅れれば(文字通り)地獄の底まで取り立てに行く。一見ドタバタコメディのようですが、連作短編になっている5篇を読むとしっかりとSFであり、あるシリアスなテーマを内包していることが分かります。とは言ってもエンタメとして非常に楽しく読める作品で、さすが宮内悠介!と言いたくなるクオリティの高さです。

  • ソラ さん

    【読了】D+ ところどころあるユーモア感が結構好き。債権回収については従事したこともあるので(こんな作品みたいなことはない)、そういう個人的な理由でちょっと乗り切れなかったところもある。

  • かもすぱ さん

    タイトル通りの借金取りSF。宮内悠介の悪ノリSFが好き。バカSFなんだけど、ただ宇宙なだけじゃないしっかりSFしててタチが悪い。植民惑星を舞台に、アンドロイドや人工生命相手に債権回収。主人公のうらぶれ技師と切れ者上司のバディもので、この一冊で"お約束"ができてる。量子金融工学のアイデアも面白い。初出が2016年だけど、また思い出したように書いてほしい作品。

  • ワタシ空想生命体 さん

    アンドロイドや知性を持った植物にも融資する新星金融。そこで取立を担当しているぼくと上司のユースフが巻き込まれる数々の災難。アンドロイドが人類を超える知性を持たないよう制限する新三原則が面白い。

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宮内悠介

1979年、東京都生まれ。作家。早稲田大学第一文学部卒。2010年に短編「盤上の夜」で第1回創元SF短編賞選考委員特別賞(山田正紀賞)を受賞し、デビュー。連作短編集『盤上の夜』で第33回日本SF大賞、2013年に第6回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞、『ヨハネスブルグの天使たち』で第3

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