彼女がエスパーだったころ 講談社文庫

宮内悠介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062938945
ISBN 10 : 4062938944
フォーマット
出版社
発行年月
2018年04月
日本
追加情報
:
272p;15

内容詳細

スプーンなんて、曲がらなければよかったのに―。百匹目の猿、エスパー、オーギトミー、代替医療…人類の叡智=科学では捉えきれない超常現象を通して、人間は再発見される。進化を、科学を、未来を―人間を疑え。SFとミステリの枠を超えたエンターテインメント短編集。吉川英治文学新人賞受賞作。

【著者紹介】
宮内悠介 : 1979年東京都生まれ。’92年までニューヨークに在住、早稲田大学第一文学部卒。在学中はワセダミステリクラブに所属。2010年「盤上の夜」が第1回創元SF短編賞の選考委員特別賞(山田正記賞)を受賞。’12年単行本デビュー作『盤上の夜』(東京創元社)は第147回直木賞候補となり、第33回日本SF大賞を受賞する。’13年第6回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞、’14年『ヨハネスブルグの天使たち』(早川書房)で第34回日本SF大賞特別賞、’17年本書で第38回吉川英治文学新人賞、『カブールの園』(文藝春秋)で第30回三島由紀夫賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ソルティ さん

    科学的だが科学で解明しきれず、宗教的なような、精神や心理的なような不思議な題材な連作短編集。問題提起されて、正解はないけどあなたはどう思う?と言われて去られたかのような。問題に対し自分の考えを持つのがいいとは思うが、大多数意見に飲み込まれるか、排斥されるか酷ければ犯罪者にされるかもしれない。意見を表出する場合は慎重にしなければ。ただ、考えることは必要かな。「「未来を考える人類は、未来を考えない動物より、はるかに脆弱だと言えるのです」」「「(前略)世界は酷薄なのに、そのくせ、腹の立つことに存外に優しい」」

  • tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。 さん

    ☆3.0 スプーン曲げなどの超常現象?などをテーマにした6篇の短篇を収録。宮内さん一番最初に読んだこの著作とは別の著作の『ディレイ・エフェクト』が衝撃的に素晴らしかったが、それ以外どれもう〜ん微妙という作品にしかお目にかかれ無いなあ。

  • 巨峰 さん

    頭を使った。けど、使った分面白かった。するめのような作品集だと思う。最終話の締め方が個人的にはすごく好き。

  • sin さん

    リポートの形で括られた短編それぞれに、核にあるセンセーショナルな出来事を取り巻く社会や集団に於ける人間の振る舞いに風刺的な姿勢が見受けられる。いかに人がその出来事の本質より、与えられた上部だけの情報にその判断を左右されてしまうものかが描き出されていて、主題となるそれぞれの出来事の考察よりも強く印象に残った。

  • 鱒子 さん

    擬似科学シリーズと銘打たれた短編集。ああ この本 大好き過ぎる。単行本を図書館で読んですっかり魅了され、文庫版を購入。百匹目の猿現象、超能力、ロボトミー、奇跡の水、ホスピス、マインドコントロール。 距離感のある語り口で、淡々と進行する6つの物語です。胡散臭いけどひょっとして……と思わせるリアリティを感じます。

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人物・団体紹介

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宮内悠介

1979年、東京都生まれ。作家。早稲田大学第一文学部卒。2010年に短編「盤上の夜」で第1回創元SF短編賞選考委員特別賞(山田正紀賞)を受賞し、デビュー。連作短編集『盤上の夜』で第33回日本SF大賞、2013年に第6回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞、『ヨハネスブルグの天使たち』で第3

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