遠い他国でひょんと死ぬるや 祥伝社文庫

宮内悠介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784396348359
ISBN 10 : 4396348355
フォーマット
出版社
発行年月
2022年09月
日本
追加情報
:
420p;16

内容詳細

激戦地ルソン島で戦死した、詩人竹内浩三の幻のノートを追って―須藤は、TVディレクターの職を捨て、彼の足跡を辿るべく現地へ渡る。到着直後、謎の西洋人男女に襲われたところを救ったのは、山岳民族の娘ナイマだった。大戦以来の日本人への反感を隠さない彼女は、須藤をミンダナオ島独立闘士ハサンの家に伴うことに。だがムスリムの一族は、秘密を抱えていた…。

【著者紹介】
宮内悠介 : 1979年東京都生まれ。2012年にデビュー作品集『盤上の夜』が直木賞候補となり、日本SF大賞を受賞する。さらに、吉川英治文学新人賞、三島由紀夫賞、星雲賞日本長編部門などを連続受賞した、ジャンルを横断する気鋭。20年には本作品で芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ちーちゃん さん

    ☆3 ラウリクークスを探して、に非常に感心したので読んでみました。社会派の重めの話かと思っていたら、冒険活劇みたいな、展開になり、気楽に読み進めることができました。

  • SOLVEIG さん

    どんなジャンルを書いてらっしゃるのかも知らない初めての作家さん。手に取ったのは〈竹内浩三の幻のノートを追って〉というところが気になったから。社会派小説とは思わず、竹内浩三の影を追うミステリ系を想像してたので、最初はかなり戸惑った。しかし「浩三の話はどこ行ったんだ!?」と思いながらも、いつの間にか引き込まれてたようで、気付けば「なかなか面白かったな」と思いつつ読了してた。戦争の記憶。フィリピンの今。普段、こういうテーマの物はまず手にしないので「時々はこういうのも読まなきゃ」ないい機会だったとも感じてる。

  • こまいぬ さん

    詩人の謎を追う文学史ミステリなのかなと思いきや。ちょっとずつ出てくるエピソードが全部伏線回収されていく、とにかく全部盛り。SF、ミステリー、歴史、文学、民俗学、おまけにハードボイルド、海外冒険小説でもあり。現代社会批評な面も、キャラクター小説的な部分もあり。著者の他の小説も読んでみたくなった。

  • ひろゆき さん

    太平洋戦争からのフィリピンの歴史など知らないことが多くとても興味深い。 ストーリーは尻切れトンボで消化不良。

  • 縁川央 さん

    ヤングジャンプで連載してそう。――以前も彼の小説を読んで、アフタヌーンで連載してそうとか思ったけれど、そういう漫画的要素を感じてしまう。現実の延長のような舞台でありながらも物語はフィクション的な展開をする。テンポもいいし、そうはならんやろという展開をご都合主義的と思う反面、それが自然な展開にも思う。そしてキャラクタがみんな立っている点も漫画的だと感じてしまうのだろう。 フィリピンが舞台で、戦争の歴史と、現地の人間と、現代日本で暮らす自分と、現在の現地の情勢と、一見重たいテーマなのにどこかさわやかだった。

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人物・団体紹介

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宮内悠介

1979年、東京都生まれ。作家。早稲田大学第一文学部卒。2010年に短編「盤上の夜」で第1回創元SF短編賞選考委員特別賞(山田正紀賞)を受賞し、デビュー。連作短編集『盤上の夜』で第33回日本SF大賞、2013年に第6回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞、『ヨハネスブルグの天使たち』で第3

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