基本情報
内容詳細
戦死した若き詩人が見晴るかし、残したものとは―。ぼくは、ぼくの手で、戰爭を、ぼくの戰爭がかきたい―そう書き残し、激戦地ルソン島で戦死した詩人・竹内浩三。彼は何を見、何を描いたのか?テレビディレクターの職を捨て単身フィリピンに渡った須藤は、その足跡を辿りはじめた。だがその矢先、謎の西洋人男女に襲われ、山岳民族イフガオの娘ナイマに救われる。かつて蹂躙された記憶を引き継ぎ日本人への反感を隠さないナイマだが、昔の恋人ハサンの実家を訪ねる道行きに、付添いとして須藤を伴うことに。ミンダナオ島独立のために闘ったイスラム一族の家で一時の休息を得た須藤だったが、ハサンの家は秘密を抱えていた…。展開予測不能の冒険小説!
【著者紹介】
宮内悠介 : 東京都に生まれ、幼少期をニューヨークに過ごす。2010年「盤上の夜」で創元SF短編賞山田正紀賞を受賞。12年同作を表題作とする作品集が直木賞候補となり、日本SF大賞を受賞する。以後、吉川英治文学新人賞、三島由紀夫賞などを連続受賞した、ジャンルを横断する気鋭である。18年には『あとは野となれ大和撫子』が第49回星雲賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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starbro さん
読了日:2019/09/26
みかん🍊 さん
読了日:2020/07/22
ずっきん さん
読了日:2019/11/25
keroppi さん
読了日:2019/10/21
とくけんちょ さん
読了日:2019/10/21
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人物・団体紹介
宮内悠介
1979年、東京都生まれ。作家。早稲田大学第一文学部卒。2010年に短編「盤上の夜」で第1回創元SF短編賞選考委員特別賞(山田正紀賞)を受賞し、デビュー。連作短編集『盤上の夜』で第33回日本SF大賞、2013年に第6回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞、『ヨハネスブルグの天使たち』で第3
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