VOYAGE 想像見聞録

宮内悠介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065234204
ISBN 10 : 4065234204
フォーマット
出版社
発行年月
2021年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
235p;19

内容詳細

対馬から韓国まではわずか一時間。でも「ぼく」にはそれが遠かった(『国境の子』)。旅公演スタッフとして遠征中、“あの日”見た月が胸に去来する(『月の高さ』)。自転が止まった地球。カティサーク号は、昼を追いかけ移動を続ける(『ちょっとした奇跡』)。“移動式”の宿・水星。今日はどんなお客様と出会うのだろう?(『水星号は移動する』)。あの夏、最後の家族旅行での惨劇が、私の運命を大きく変えた―(『グレーテルの帰還』)。地表が突然シャッフルをはじめた!?姉弟の生き残りをかけた旅が始まる(『シャカシャカ』)。最旬の作家たちが想像の翼を広げて誘う、魅惑のノベル・ジャーニー!

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • hiro さん

    深緑さんの作品を読みたくて手に取った旅をテーマにしたアンソロジー。『国境の子』:海を挟んで50q程の距離なのに旅発つまで時間がかかった国境を越える旅。宮内さんらしさも感じた。『月の高さ』:舞台美術のベテランと新人女性スタッフの一晩かけて東京から弘前までのトラックでの旅。途中でトラブルが発生するが…。月の話がアクセント。『ちょっとした奇跡』:自転が止まった地球に生き残った人類は、決して合流することのない2隻の船で航海を続けている。そこで交換日記をしている若い二人の新しい切ない旅。以上前半の3編が良かった。

  • coolgang1957 さん

    「国境の子」出自なんて恐れ入ったかの一言で屈託なんか飛んじゃう😀「月の高さ」いつでもどこでも専門家は凄いんですよ🧐「ちょっとした奇跡」思いやりと希望はどんな時も必要さ🤨「水星号は移動する」若者は旅で答えを見つけ出すんだ🤔「グレーテルの帰還」ガースーの話法をディスる千夜一夜物語、金平糖の踊り≠BGMにして……😅「シャカシャカ」混沌ってこのことかぁシェーカーに入れられた世界😞/小川哲さんはさすがSFの天才、森さんの(グレーテルの…)がお気に入り😄

  • ひさか さん

    小説現代2021年2月号国境の子:宮内悠介、月の高さ:藤井太洋、2月号ちょっとした奇跡:小川哲、水星号は移動する:深緑野分、3月号グレーテルの帰還:森晶麿、4月号シャカシャカ:石川宗生、の旅をテーマにした6つのSF短編を2021年6月講談社から刊行。藤井さんのプロの気概と感性を描いた話が楽しい。小川さんの地球の自転が止まった昼夜の境を航行する船の世界が興味深く、そこでの人々の暮らしが面白い。もう一つの船の存在にインパクトがあり、心に残ります。石川さんのシャカシャカはタイトルが素敵で楽しいです。

  • うまる さん

    SF寄りの旬な作家6名による旅物語。ほぼお初の作家さんなので、先入観なく自由な旅を楽しめました。一番好きなのは、小川哲さんの『ちょっとした奇跡』人類の終わりが見えている中で、ある話に絡めた奇跡が起きる、せつないけど心に残る話でした。2つの船という設定とその生活の描写が良く出来ていて、内容が凝縮された良質な短編です。展開の妙が光るのは、森晶麿さんの『グレーテルの帰還』冒頭への繋がり方になるほどと唸りました。現実ネタを入れたリアルさが面白いしタイトルも素晴らしい。父親の政治話法がめっちゃむかついた(褒め言葉)

  • 星群 さん

    初読み作家さん6人中4人でした。この中で、一番平和な旅でした。/台湾の高い月を見に行きたい。/切ない一瞬、こうなって欲しくない未来。/泊まってみたい水星号、予約しなきゃ、だ!/怖すぎる帰還、あまりにもお婆さんが可哀想。/自由過ぎて不思議な世界。/気楽に思うままに出かけられない今、「想像見聞録」に魅了された。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

宮内悠介

1979年、東京都生まれ。作家。早稲田大学第一文学部卒。2010年に短編「盤上の夜」で第1回創元SF短編賞選考委員特別賞(山田正紀賞)を受賞し、デビュー。連作短編集『盤上の夜』で第33回日本SF大賞、2013年に第6回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞、『ヨハネスブルグの天使たち』で第3

プロフィール詳細へ

宮内悠介に関連するトピックス

  • 日本製ホビーロボットが登場するSF小説 戦災孤児のスティーブとシェリルは、日本製ホビーロボット・DX9の捕獲に挑むが……。泥沼の内戦が続くアフリカの果てで懸... HMV&BOOKS online|2015年09月15日 (火) 11:44
    日本製ホビーロボットが登場するSF小説

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品