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ソロモンの偽証 第II部 決意 下 新潮文庫

Miyuki Miyabe

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101369389
ISBN 10 : 4101369380
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2014
Japan

Content Description

真実か。虚偽か。クラスメイトの死の真相を知るため、「学校内裁判」が動き出す。

遂に動き出した「学校内裁判」。検事となった藤野涼子は、大出俊次の“殺人”を立証するため、関係者への聴取に奔走する。一方、弁護を担当する他校生、神原和彦は鮮やかな手腕で証言、証拠を集め、無罪獲得に向けた布石を着々と打っていく。明らかになる柏木卓也の素顔。繰り広げられる検事と弁護人の熱戦。そして、告発状を書いた少女が遂に……。夏。開廷の日は近い。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • パトラッシュ

    (承前)涼子と和彦による証拠集めや事情聴取が進み、法廷ミステリ的な展開が色濃くなる。一方、周囲の大人たちは放火や傷害など愚かさを相次ぎ露呈し、告発状を出した生徒は虚偽の主張を変えない。難問を抱えたまま本裁判へ向け着々と準備が進むが、本職の法律家も見落としそうな疑問点を探るなど2人の辣腕ぶりは自分の15歳を振り返ってもあり得なく思うし、学校や父兄による妨害がもっとあっても不思議でない。しかし小説として読者に疑問を抱かせず、巧みに読ませるテクニックは鮮やかの一言。いよいよ開廷へ向けて盛り上がっていく。(続く)

  • yoshida

    4巻を読み終えた段階で気になるところ。神原和彦の追求していることが、本作品の肝となりそう。彼への謎は深まる、そして少しずつ綻びが見えてくる。三宅樹理の身勝手さと恐ろしさ。亡くなった浅井松子を貶めてまで自分の嘘を守ろうとする。沢山の非難の手紙を受けても嘘を守ろうとする。三宅樹理に救いはあるのか。暴力で支配されていた大出俊次。しかし、彼の暴力行為は嫌悪する。大出勝の逮捕。バブル崩壊の前兆。公衆電話の謎。襲われる森内先生。神原和彦の謎や沢山の伏線が残り2巻で回収される。先の展開が読めない。ぐいぐい読ませる。

  • まりも

    柏木卓也の死の真相を巡る物語の4冊目。検事となった藤野涼子、弁護となった神原和也それぞれが独自の方法で学校内裁判に向けた準備を進めていく話。開廷に向けた準備は万端ですが、多くのモヤモヤも残った感じがします。柏木卓也の素顔が明らかになっていくに連れて新たな謎も増えて行くので、読後は早くこの事件の真相を全て知りたいという気持ちで一杯になりました。どんな結末が待っているのか、この物語への期待値の上昇が止まりません。中学生らしい不安定さも感じたし、法廷でどのような戦いが繰り広げられるのか楽しみにしています。

  • のっぱらー

    着々と進む学校内裁判の準備。そんな中、大出俊次の父親の逮捕や森内元教諭への傷害事件など、新たな出来事も起こる。神原弁護人の言動の端々に漂う違和感は裁判開始とともに理由がわかってくるのだとは思うが、塾の閉鎖や柏木君との関係、小林電器店前での電話、「勝ち負けだけを問題にするなら、どんな結果になっても藤野さんの勝ち」の発言などが本当に一本の糸でつながっていくのかどうか、楽しみなような、少し怖いような。。。 しかし少し読むペースを飛ばし過ぎたかな。5冊目出るまで1月近く待つのは結構辛いかも・・・(_ _;)

  • ソルティ

    裁判材料を集める作業が長くて、ちょっと焦れてはきたけどその間に逮捕や傷害事件が起き、そんな事実や周囲の影響から登場人物達の心境が変わっていく。そこに裁判に関わる人達の頑張りがあればこの人達を信用してみようと頼り、それによってまた主催者側達も嬉しく、そういう気持ちの繋がりがすごく感動する。やっぱ人と人は相互作用だよね。「「(前略)だけど、嫌なヤツだから本当のことなんて言いっこないと決めつけるのは間違いだ。ほかでもないその考え方で大出君が殺人者扱いされたんだってことを、僕らは忘れちゃいけないと思う」」

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