泣き童子 三島屋変調百物語参之続 角川文庫

宮部みゆき

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041039915
ISBN 10 : 4041039916
フォーマット
出版社
発行年月
2016年06月
日本
追加情報
:
480p;15

内容詳細

三島屋伊兵衛の姪・おちか一人が聞いては聞き捨てる変わり百物語が始まって一年。幼なじみとの祝言をひかえた娘や田舎から江戸へ来た武士など様々な客から不思議な話を聞く中で、おちかの心の傷も癒えつつあった。ある日、三島屋を骸骨のように痩せた男が訪れ「話が終わったら人を呼んでほしい」と願う。男が語り始めたのは、ある人物の前でだけ泣きやまぬ童子の話。童子に隠された恐ろしき秘密とは―三島屋シリーズ第三弾!

【著者紹介】
宮部みゆき : 1960年東京生まれ。東京都立墨田川高校卒業。法律事務所等に勤務の後、87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。92年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞長編部門、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、93年『火車』で山本周五郎賞、97年『蒲生邸事件』で日本SF大賞、99年『理由』で直木賞、2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞を受賞。02年司馬遼太郎賞と芸術選奨文部科学大臣賞文学部門、07年『名もなき毒』で吉川英治文学賞、08年英訳版『BRAVE STORY』でBatchelder Awardを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ミカママ さん

    シリーズの飛び飛びだけ手に入った(海外在住あるある)ので長いこと敬遠していたのだが、ところどころ人物・背景の説明があり、かつ一話完結方式なので読みやすかった。宮部さんの時代小説はいつも、現実逃避の手助けをしてくれる。「小雪舞う日の怪談語り」中の、出稼ぎにきているおえいちゃんの逸話が好き。これからもおちかとその周辺の成長物語として楽しめるのだろうな。

  • 酔拳 さん

    一作目の「おそろし」二作目の「あんじゅう」にもまして、おそろしい話がそろっていました。神心を大切にしないといけないという昔からのならわしがいかに大切かを思いしらされました。どの話も、恐ろしかったのですが、最後の章「節気顔」に、あの世とこの世を自由に行き来しているという「商人」がでてくるのですが、とても恐ろしく記憶に残りました。「おそろし」の中の「凶宅」という話にも、でてきていました。この「商人」が善人なのか悪人なのか、おちかは考えるのですが、答はでません。続編で答えが出るとうれしいです。

  • yoshida さん

    三島屋シリーズ第三弾。安定した面白さがある。一気に百物語の様相を呈してきた。全六話。どれも水準以上と思う。標題作「泣き童子」の人の因果を感じる恐ろしさは宮部作品らしさがある。「まぐる笛」では「荒神」を連想させた。まぐるの恐ろしさと哀れさ。そして、まぐるの誕生する由縁を知り何とも悲しくなる。宮部みゆきさんの丹念な心理描写が物語に深みを与える。また、作品の創作力に感嘆する。ページ数はあるが、短編集なので区切りのよいところまで読めるので、読みやすい。三島屋シリーズはこれからも楽しみに読み続けたい作品集である。

  • よむヨム@book さん

    ★★★★☆ 星4つ 泣き童子が、すごく怖かった。 この子供は、何なんだろうと読み終わったら、背中がゾクゾクと.....。 この子供は、何に憑つかれているか、物語の中では説明されていないので、考えてもわからない。 お七ちゃんが賢い子で、この子供が泣く理由を見つけるのだが、お七ちゃんと家族が殺されてしまうのには、悲しかった。

  • Ame さん

    怪談話から黒白の間に場面が移ると、ハッと意識が戻る。 聞き手のおちかだけでなく、読者のわたしまで息を詰めて話に聞き入っていたようだ。 相変わらず宮部みゆきさんの書く文章は物語の世界に引き込む力が強くて、丸腰で挑もうものならひとたまりも無い。 せっかく淹れたコーヒーも冷たくなってしまった。 背筋が凍るような恐ろしい話もあれば、最後には心がほっこりするような温かい話もあって、全く飽きのこない一冊だった。

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宮部みゆき

1960年東京生まれ。東京都立墨田川高校卒業。法律事務所などに勤務の後、87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。93年『火車』で山本周五郎賞、99年『理由』で直木賞、2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞。02年司馬遼太郎賞と芸術選奨文部科学大臣賞文学部門、07年

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