基本情報
内容詳細
90年代前半にカルト的人気を誇った伝説のあだ花団体・W☆ING。旗揚げから30年、初めて解き明かされるW☆INGの真実とは。
〈ある日の昼下がりのことだった。
朝まで原稿を書いていて、自宅のベッドで寝ていた僕は、ふいに鳴りだしたスマホの着信音に叩き起こされた。
仕事仲間はこちらの生活リズムを知っているから、あまりこんな時間には電話を鳴らさない。いったい誰だろう?
ディスプレイに映し出された名前を見た瞬間、僕の心臓は誰かに掴まれたようにギュッと縮んだ。
“これ、夢じゃないよな? いま、俺、たしかに起きているよな?”
震える手で通話ボタンをタップする。
「もしもし……」
「小島さん、ご無沙汰してます。25年ぶりぐらいですかね?」
電話口から聞こえてくるその声は、あのころとまったく変わっていなかった。懐かしさで胸がいっぱいになり、気がついたら、もう涙がポロポロあふれて、止まらなくなっていた――。(プロローグ〜それは「幻の男」を探す旅からはじまった〜より)〉
目次
序章 〜それは「幻の男」を探す旅からはじまった〜
第1章 W☆ING誕生と3人の男
第2章 世界格闘技連合・W☆ING
第3章 バルコニーからの新星
第4章 炎と五寸釘の小惑星
第5章 窮地を救う彗星
第6章 六等星の流れ星
エピローグ 〜30年目の10カウントゴングに代えて〜
[特別収録1]W☆INGプロモーション旗揚げ30周年記念単独興行「血と汗と涙のWE LOVE W☆ING」座談会 ”元代表”茨城清志×”爆弾男”金村ゆきひろ×”元リングアナ”大宝拓治×”元レフェリー”畑山和寛
[特別収録2]W☆ING全戦績〈完全保存版〉
【著者紹介】
小島和宏 : 1968年、茨城県出身。1989年、大学在学中に『週刊プロレス』(ベースボール・マガジン社)の記者としてデビュー。大仁田厚のFMW、ザ・グレート・サスケのみちのくプロセス、そして対抗戦全盛期の全日本女子プロレスなどを担当し、活字プロレス黄金時代を駆け抜ける。特にW☆INGは旗揚げ前から同僚の鈴木健記者と共に担当し、多くの巡業に同行して取材。団体の隆盛から崩壊までを誌面でリポートし続けた。フリー転向後、活躍のフィールドを広げ、お笑い、特撮、サブカルチャーなど幅広く取材・執筆を重ねる。現在、ももいろクローバーZの公式記者としても活躍。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Y2K☮ さん
読了日:2022/09/10
まさかず さん
読了日:2022/06/07
qoop さん
読了日:2021/10/20
Eiki Natori さん
読了日:2021/08/10
jm さん
読了日:2021/12/07
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