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地雷を踏む勇気 人生のとるにたらない警句

小田嶋隆

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784774148700
ISBN 10 : 4774148709
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2011
Japan

Content Description

たかがコラムと侮るなかれ。わずか数千字の短い原稿のなかに,危機的な状況下でしたたかに生きる知恵,タフであるための流儀がぎっしり詰め込まれているのだから。東電も保安院も復興会議もネトウヨもナデ斬り!「なにもそこまで!」の地雷を踏み続けるコラムニスト・小田嶋隆の,ポスト3.11を生きる金言コラム集。日経ビジネスオンラインの超人気連載「ア・ピース・オブ・警句」が一冊に。ただちに人生に影響を与えるものではありません!


【目次】
1. 見張り塔からずっと All Along the Watchtower
隠しきれなくなった核抑止力
復興構想会議異聞
やらせメールが運ぶ空気
フジの病としての韓流
千代に八千代に気味が良いのか
梗塞鉄道の夜


2. 金曜の午後,2時46分 Friday Afternoon, 2:46 PM
善き隣人のための無常観
ただちに人生に影響を与えるものでなく
「てんでんこ」の未来
風評の半減期,言葉の半減期
自粛の国のミッキーマウス


3. ギミー・シェルター Gimme Shelter
隠された格差としてのバーベキュー
二位じゃダメな理由
スーパークールビズというぬるま湯的着地点
スーちゃんが見ていた明日
草食系をめぐる冒険


【著者プロフィール】
小田嶋隆(おだじまたかし)
1956年生まれ。東京・赤羽出身。早稲田大学卒業後,食品メーカーに入社。1年ほどで退社後,小学校事務員見習い,ラジオ局ADなどを経てテクニカルライターとなり,現在はひきこもり系コラムニストとして活躍中。近著に『人はなぜ学歴にこだわるのか』(光文社知恵の森文庫),『イン・ヒズ・オウン・サイト』(朝日新聞社),『9条どうでしょう』(共著,毎日新聞社),『テレビ標本箱』『テレビ救急箱』(ともに中公新書ラクレ),『サッカーの上の雲』『1984年のビーンボール』(ともに駒草出版),『人生2割がちょうどいい』『ガラパゴスでいいじゃない』(ともに岡康道との共著,講談社)などがある。





【著者紹介】
小田嶋隆 : 1956年生まれ。東京・赤羽出身。早稲田大学卒業後、食品メーカーに入社。1年ほどで退社後、小学校事務員見習い、ラジオ局ADなどを経てテクニカルライターとなり、現在はひきこもり系コラムニストとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • かんやん

    日経ビジネスオンラインに連載されたコラムで、2011年のものだから、主に震災関連が話題となる。テレビに齧りついていたような記憶が蘇るような気がするが、所有していなかったから、完全な偽記憶だ。懐かしくもあれば、あれも忘れていた、これも忘れていたと空恐ろしくもなる。忘れてはならないこともあれば、忘れないと前に進めないようなこともある。復興構想会議の提言をポエムと切って捨てたり、九州電力やらせメール事件への皮肉な考察など、全く筆は冴え渡っており、腹を抱えた。腹を抱えてはいけないような問題であるにもかかわらず。

  • 阿部義彦

    本を読む事は亡くなった人と会話をする事であると。山本夏彦翁は仰ってました。私より五歳歳上でもうこの世には居ない、小田嶋隆さんの、オンラインでの連載を書籍化した物です。始まりの話題が東日本大震災ですのでかなり古いですが、私は仙台に住んで、避難所で世話係の仕事もしたし、自分も食料や飲料を手に入れるのは苦労しました。自販機全部売り切れ等など。そんな中、含羞に満ちた言論の地雷除去に尽くしてくれた名文の数々。キャンディーズのスーちゃん逝去に関する、大人はつまらない云々には、涙を禁じ得ませんでした。安らかに。

  • Gatsby

    内田先生と一緒で、他の人があまり言わないことを言ってくれる人である。そういう人なので、小田嶋氏が何か文章を書くと、ウェブにいろいろと書かれるらしいが、『地雷を踏む勇気』というタイトルは、小田嶋氏の本のタイトルとしては最高である。問題の核心をズバッと突くので、突かれた方はいやだろうと思う。しかし、あまりにも見事なつき方に私は共感を覚える。こういう人がいるおかげで、私は「思考停止」に陥らずにいようと意識できるのである。

  • 太田青磁

    改めて2011年の出来事に思いを馳せざるをえない。「てんでんこ」に込められた、非常時に決断を他人に委ねたり周囲に同調することが命取りになるという実践的な考え方が大切。他方「桜が咲いたからといって、一杯飲んで歓談するような状況じゃない。戦争のときはみんな自分を抑えてこらえた」という趣旨の発言をした人がいたことは忘れないようにしたい。原子力発電はシャブのようなモノという例えはなんだか納得してしまう。復興には禁断症状と直面するところからやり直すべき。なければやっていけないのか、なくてもやっていけるのか。

  • 遅筆堂

    判りやすい論理で楽しい。なかなかこうはっきりと世の中に向かって言うのは確かに勇気が必要であるが、こういう論理、思考があっても良いと鷹揚に構えれば、実にすんなりと受け入れができる。八つ当たり的な比喩が意外に的を射ている。次も読んでみよう。

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