災間の唄

小田嶋隆

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784866251301
ISBN 10 : 4866251301
フォーマット
出版社
発行年月
2020年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
368p;19

内容詳細

大きく変わる世界に誰も気がついてない。東日本大震災からコロナ禍まで。災間ニッポンを稀代のコラムニスト10年分のツイートで読み解く。

目次 : 2011(年表/ 解説/ Twitter)/ 2012/ 2013/ 2014/ 2015/ 2016/ 2017/ 2018/ 2019/ 2020/ インタビュー(小田嶋隆×武田砂鉄)

【著者紹介】
小田嶋隆 : 1956年、東京都赤羽生まれ。早稲田大学卒業。一年足らずの食品メーカー営業マンを経て、テクニカルライターの草分けとなる。国内では稀有となったコラムニスト

武田砂鉄 : 1982年、東京都生まれ。出版社勤務を経て、2014年からフリーライターに。著書に『紋切型社会―言葉で固まる現代を解きほぐす』(朝日出版社、新潮社で文庫化、第25回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞)などがある。新聞への寄稿や、週刊誌、文芸誌、ファッション誌など幅広いメディアでの連載を多数執筆するほか、ラジオ番組のパーソナリティとしても活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 乳首は見せない寺 さん

    気のせいかも知れないが、今年は新刊で良い本が出ている。買って読んで損をさせられた本は無かった。私に、損をさせる本を避けるアンテナが育っているのかも知れないが、それにしてもこの本も大当たりだった。名コラムニスト・小田嶋隆の2011〜20年(東日本大震災〜新型コロナ間)のTwitterを、これまた名コラムニスト・武田砂鉄がセレクトした1冊。山田風太郎『戦中派不戦日記』に例えている人もいたが、私は読んでいて坂口安吾の戦後の時評集を連想した。大切な事が山ほど書いてある。身に付けたい思想がここにある。お薦めします。

  • ハイランド さん

    ネットで流れる言説は90%以上は価値がない、意味を持たない、時によって有害なものだと考える。しかし本書に書かれた語句は衝撃だった。警句としても批判としても読み物としても一級品である。今年6月に亡くなった小田嶋隆のtwitterを、武田砂鉄がセレクトしてまとめた一冊。アベガー本でも左に偏った言葉でもなく、私達がともすれば忘れそうになる真っ当な精神で描かれている。氏が生きていれば今の惨状をどう切り取るのだろう。悲しむべきは、テレビで流れる言葉が、ネット以上に意味がなく、有害なもので占められているということだ。

  • ネギっ子gen さん

    「災間」は、東日本大震災とコロナ禍との間の10年間。小田嶋隆が労力も時間も膨大にかけた356万字のコラムを、武田砂鉄が徹底的に読み込んで圧縮し9万字にした。その小田嶋自らが、高々と斯様に記す。<読んでもらえばわかる。プロの文筆家が10年間心血を注ぎ続けて積み上げた仕事は、どうしたって高くそびえることになるのだ。私は普段あんまり自分をほめるタイプの人間ではないのだが、今回ばかりは言わせてもらう。本書は大傑作である>と。本朝では、かの『侏儒の言葉』以来の見事な短文とのこと。それならば、読むしかないでしょ! ⇒

  • まこみや さん

    「人は不正を憎む。また単に不便なものを憎むこともある。独裁政権も憎むが、旅に出かけるときの悪天候も憎む。しかし独裁政権に対しては怒り、悪い天気に対しては怒るとはいわない。人は不正に対してのみ怒るのである。」(@加藤周一)『災間の唄』は即ち「怒り」の書である。皮肉、韜晦、敷衍、隠喩、反語などのレトリックの限りを用いた「怒り」の芸の見本帖だ。ムキになっていることを冷笑するRTもあるようだが、「舞文曲筆は文士の習ひ、なーにかまふもんか」(@石川淳・丸谷才一)、である。傑作疑いなし。岩鼻やここにもひとり月の客

  • Mc6ρ助 さん

    『昨日の国会中継を見ていたのだが、安部首相は質問者がしゃべっている間に黙って相手の話を聞くことができなくなっている。何かが亢進していると思う。(p141:2014/2/1)』彼が退場しても相変わらず国会中継を見る気にならない。言葉の重みが回復しそうにない。「デフレ脱却」を繰り返す首相、物価高に苦しむ庶民からは隔絶したところに生きることだけは伝わってくる。失われた30年でもまだ足りない日本の今日。そして、この才能はもう帰ってこない、合掌。

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人物・団体紹介

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小田嶋隆

1956年東京赤羽生まれ。早稲田大学卒業。食品メーカー勤務などを経て、テクニカルライターの草分けとなる。国内では稀有となったコラムニストの一人。2022年、はじめての小説『東京四次元紀行』(イースト・プレス)を刊行、6月24日病気のため死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです

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