一世一代の傑作である。 デビューからアルバムを制作していくうちに、彼はやがて根源的な欲望に注視していく。 様にも無様にもなれない故に、客観的な視点を持ちうるからこそ、携帯電話、TVゲーム、クラブ、援交など時代のタームを鮮やかにスライスすることができ、決して時代に絡みとられる事なく、人一倍強く際限のない妄想と今にも飛び散るかのような過剰なリビドーが、濃厚なファンクネスとなり、ひっきー体質であるが故に、音楽家としての才能の磨き磨かれた類稀なポップセンスが見事なまでに混ざりあって昇華された名作中の名作！

まあ、彼が家庭教師と言うと、そういう方向に想像してしまうわけで、しかもその悪い予感と言うかイージーな連想が当たってしまうのがこのアルバム。例外もあるが、そっち路線が印象に残ってしまうアルバムになっています。でも、フラットに見ても、『カルアミルク』が何度聴いてもかっこいいです。私が岡村ちゃんを聴くきっかけになったLive Versionがもっと入手しやすくなってほしいです、はい。

時代のタームを自在にスライスしていた岡村ちゃんであるが、作詞における最大のモチーフたり得たのは、やはり女性に対する信頼や愛情であり、ノスタルジーであった。 ブルセラや援交が社会問題化した事によって、岡村ちゃんのそれはピュアーでありすぎるが故に、脆くも崩れ去り、作曲はガンガンできても作詞はできねえといった状態に陥り、その音楽性も、かつて超絶ポップと評された歌メロは減退し、ファンクさは増し、直接的で快楽的なファンクミュージックと化してきている。 今作を持って、第２期岡村靖幸の誕生したのである。

前作『禁じられた生きがい』から、生まれ変わった岡村靖幸第２期の２作目。 前作から、なんと９年振りの作品ながら、第２期のコンセプト（作風）の、 ベースとリズムが強調されたクラブミュージックを通過した音と、ファンクネスとポップスが絶妙に溶け合っている。 ここにおいても尚、JーPOPたるカテゴライズ可能たらしめる手腕はやはり岡村ちゃんが岡村ちゃんたる所以だ！

高校生の時からのＦＡＮなので、かれこれ30年。 靖幸には、結婚してほしいような・・・してほしくないような・・・ やっぱりしてほしくない！！ 結婚のこと、恋愛のこと、いろいろ語ってくれているので、 大満足です。

収録曲で「ラブメッセージ」「ヘア」「愛はおしゃれじゃない」など好きな曲が収録され、「ぶーしゃかLOOP]はアレンジされた工夫も見られ、「だいすき」なCDとなっています。新たな曲になかで「新時代思想」は電気グループを感じさせられるような懐かしいメロデイとなっており、更に「靖幸ちゃん」のとりこになリソウ。

今の歳取ってちょっと太った貫禄ある岡村ちゃんも好きだけど、昔の痩せてて若くてキレキレな岡村ちゃんもカッコイイ(^O^) でもやっぱりスーツでバッチリきめてる今の岡村ちゃんが一番カッコイイかな(o^∀^o)『家庭教師』のDVD での岡村ちゃんの１人芝居は今見ても衝撃的だε=ε=┏( ・_・)┛

このライブ行きました。メガネをかけてスーツを着た岡村ちゃんのダンスがキメキメで最高でした。歌もよく声が出ていて絶好調だったと思います。ただ何故完全ノーカットじゃなかったのかが気になります。『だいすき』と『イケナイコトカイ』がカットされていた意味がわかりません。あんなに最高なライブはノーカットで収録するべきだと強く思います。今までも岡村ちゃんの映像作品は完全版がないのは何故なのでしょうか？凄く残念です。

リアルで聴いていたのは２０数年前…、高校２年の時。当時バンドブームで、いろいろな音楽は聞けてはいたのでしょうが、このアルバムにはホント、衝撃を受けました。今でも、自分の中ではかなり上位の名盤になりますね。ただ、今回の紙ジャケ化では中の歌詞カードの美麗ｗな岡村のポージングｗが大分カットされています。これだけは、残念至極。当時、この指技でイカせられた女子も多かったのでは！？

岡村ちゃん、復活おめでとう！『あの娘〜』聴くとなんか自然と涙が出るな(泣）8年前の復活ライブで泣きました。 『モン・シロ』『マシュマロハネムーン』『セックス』どれも歌詞がユニークでベースラインがめっちゃカッコ良くて、岡村ちゃんにしか書けない曲ですね。 『どぉなっちゃってんだよ』『だいすき』のライブアレンジもめっちゃ最高です。『祈りの季節』『DATE』が入ってるのが意外でしたが是非ライブで聴いてみたいな。