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スキマワラシ 集英社文庫

Riku Onda

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087444957
ISBN 10 : 4087444953
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan

Content Description

太郎と散多は古道具店を営む兄弟。ものに触れるとそこに宿る記憶が見えるという散多は、古いタイルからこれまでにないほど強烈なイメージを受ける。そこに映し出されたのは幼い頃に亡くした両親の姿だった。タイルと両親にまつわる謎と、廃ビルで目撃された少女の都市伝説が交差するとき、時を越えた物語の扉が開く。兄弟のひと夏の不思議な冒険を描くファンタジックミステリー長編。

【著者紹介】
恩田陸 : 1964年、宮城県生まれ。早稲田大学卒業。91年に第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった『六番目の小夜子』で、翌92年デビュー。2005年『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞、第2回本屋大賞を受賞。06年『ユージニア』で第59回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門を受賞。07年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞を受賞。17年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木賞、第13回本屋大賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ピース

    なんかフワフワした話だった。散多には不思議な能力のようなものがあるが、それが何なのか分からない。分からないながらも醍醐覇南子との出会いによって大きく展開した。それでもスキマワラシと覇南子との関係とか分からないままのこともあった。分からないことを分からないままにしておくのはいかにも恩田陸らしい。

  • yamatoshiuruhashi

    8年ぶりの恩田陸。「ドミノin上海」をポチろうと思ったら本書も出てきて題名に惹かれて同時に購入。ああ、この作家は面白い発想をする反面、時にこんなに読みにくい妙な文章を書く人だったと思い出した。カバー裏の著者の他の作品に「ねじの回転」を見出して妙に納得。設定も斬新だし、座敷童ならぬスキマワラシを描くファンタジィはそれなりに面白い。が、読みにくくノリが悪くて1週間かかってしまった。両親を早くに亡くした兄弟。異常な記憶能力を持つ兄と、特定のモノが持つらしい記憶を観る弟。で、結局何でそうだったの?と不可解なまま。

  • naoっぴ

    物に触れるとその物の記憶がみえる不思議な能力を持つ散多は、とある古いタイルから強烈なイメージを得たことで古道具屋の兄・太郎とともにそのタイルの謎を追う。建物の解体現場に現れる白い服の女の子、亡き両親のこと、女の子が呼びかける「ハナコ」とは誰か。不思議がいっぱいの世界観がとても好み。スキマワラシの謎が知りたくて読んでいたけど、大勢のスキマワラシが扉を駆け抜けるラストのビジョンが強烈で鮮やかで、どうでもよくなった。ちょっぴりゾッとするところもあったりと、最後までわくわくできて楽しかったです。

  • カブ

    古道具屋店を営む兄弟太郎と散多のひと夏の不思議な冒険を描くファンタジー。よかった。両親を早くに亡くし、二人で生きてきたんだってことが、両親を渇望し見せた幻のような物語。幼い二人を残して逝った両親の想いも伝わる。

  • piro

    古道具屋を営む太郎、散多兄弟。散多の不思議な能力が見せてくれるもの、そしてスキマワラシの謎がどんどん深くなっていく印象を持ちつつ物語は進んでいきます。どうやら彼らの両親が関係しているらしい、ある建物が謎を解く鍵らしい、でもなかなか答えには辿り着けないもどかしさ。でもそんな謎だらけのお話ながら、どこか懐かしく、心地良い風を感じるのは不思議です。多分一昔前の人と人の優しい繋がりが感じられるからだろうな。時代が変わっても、人々のスキマを埋める何かが残っている世の中であって欲しいものです。

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