火の鳥 11(太陽編 下)

手塚治虫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022140326
ISBN 10 : 4022140321
フォーマット
出版社
発行年月
2009年10月
日本
追加情報
:
26cm,400p

商品説明

手塚治虫のライフワーク『火の鳥』12作がオリジナルのB5サイズで復活! 手塚治虫のダイナミックな描線を堪能できる大判サイズ。生誕80年を記念し、なつかしのデザインで毎月2冊ずつ刊行。最終回となる今回は「太陽編」と「ギリシャ・ローマ編」の2冊。

内容詳細

永遠の命とは何か。古代から未来まで、あらゆる時間を飛翔する火の鳥を通して、壮大なスケールで描く生命の素晴らしさ。雑誌連載当時の大きさで復活。本書は、未来と壬申の乱の時代を行き来する太陽編の下。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • zero1 さん

    日本書紀の世界と遠い未来はどこでクロスする?両方の世界に共通しているのは宗教の存在。犬上は人間界の戦争、狗族と仏教の争いにどう絡むか。戦いで傷ついた魔物たちの傷を癒す話は【異形編】と繋がる。宗教に関する火の鳥の言葉は重い(後述)。スグルを【軍神】に仕立て上げる指導者は、かつての日本と何も変わらない。政治と宗教、そして戦争。終盤はファンタジーという構成は見事。「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」(村上春樹)を思い出す。永遠に読み継がれるべき傑作。特に日本会議の方々はよく読んで学んでほしい。

  • りんご さん

    いつの世も権力を望む一部の人間によって、多くの人や動物や大地が傷つけられる。なんか情けなくなってくるね。八百比丘尼の地へ案内されるシーンは思わずニヤリ。人に戻った犬上の目には産土神たちは映らない。それを知ったマリモのページは全力で悲しい。そして未来へつながるのね、なるほどねー。権力とか勝敗とか言わず、全ての命が愛し愛され死ぬ世界であってほしいですね。

  • かっぱ さん

    【再読】仏より地の神よりも、最も強い神として太陽神(火の鳥)が描かれている。万物の創造主ということでしょうか。ある時代に結ばれなかった二人が千年の時を経て、やっと結ばれる。手塚流ロマンス。

  • 出世八五郎 さん

    これで完結。アラファトが死んだ後、たくさんの隠し財産が見つかりました。その財産はパレスチナ問題に使われず、アラファト未亡人の懐に納まりました。本書のテーマは宗教紛争の愚かさについてです。そして、古代と未来を並行的に描き、1000年後に恋が成就するという。手塚さんはサンサーラ=輪廻転生を信じていたと思う。

  • ブラックジャケット さん

    太陽編下。関西育ちの手塚は火の鳥の構成を過去と未来のテレコと評し、すべてをつぎ込んだ。手塚治虫は科学合理主義の徒。宗教は人間が作り出した妄想となる。七世紀の日本では仏教を輸入する支配階級と地の霊を守る犬上宿禰の構図がある。光教を信仰する未来の日本では、シャドーが世の中をひっくり返すが、猿田彦は新宗教を立ち上げる。歴史を超越した火の鳥視点では、宗教に狂奔する人間の愚かさが際立つ。次には大地編が予定されてたが、手塚の急逝で光を失った。中学生で火の鳥を読んで、70歳で火の鳥の尾を見ることができた。感無量。

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人物・団体紹介

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手塚治虫

1928年、大阪府生まれ。大阪大学医学専門部卒業。医学博士。1946年「マアチャンの日記帳」でデビュー。戦後ストーリーマンガのパイオニアであり、常にその牽引者として創作活動を続けた。89年2月9日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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